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第198回2000年04月16日
バン・チェン古代遺跡(タイ)
遺産名:
バン・チェン古代遺跡
Ban Chiang Archaeological Site
所在地:タイ(Thailand)
分 類:C(iii)
登録年:1992
放送日:2000年04月16日
放送回:第198回
バン・チェン古代遺跡
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紀元前1500年から紀元後300年頃にかけて、東北タイに栄えたバン・チェン文化。1960年代にバン・チェン村で古代の墳墓跡が発掘され、彩色土器や青銅器が発見されたときは、紀元前3600年にさかのぼる世界最古の金属器文明か?!と大きな話題を呼んだ。その後、時代はもう少し新しいとされるようになったが、それでも東南アジアで最も重要な遺跡の一つであることは変わらない。
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バン・チェン式彩色土器は、鮮やかな文様と優雅な形で古美術愛好家の垂涎の的。一時期は、盗掘されたバン・チェン土器が、地下の古美術市場にあふれていた。今は、タイでも最も貧しく、森林破壊の進んだ地域とされる東北タイに、なぜこの様な高度な文化が栄えたのか、多くの謎に包まれている。
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今も、3500年前と同じ手法でバン・チェン土器が作られている。土に籾殻を混ぜて、一日天日干ししてから約1時間焼く。この工程は、初期のバン・チェン土器、黒色土器の中にたくさんの籾殻が混ざっていたことからわかった。ため籾殻を混ぜる事で焼く際に割れるのを防ぐのだ。この事実は、バン・チェンに紀元前から稲作があったことの証明でもある。
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塩の吹き出る農業には向かない土地で、地元農民が農閑期に塩を作っている。塩の混じった土を漉し煮込んで塩を取り出す製塩法は、おそらく紀元前の昔と大差ないものだろう。古代バン・チェン文化を支えていたのは、実は、この製塩ではなかったかと言われている。そして、製塩の燃料に大量の木が切られ、それが森林破壊につながったとも考えられている。
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