
ベルギーの中央運河。写真にあるのは、ルビエール~チューの約7km区間。ここには、手動で開閉する跳ね橋や旋回橋があり、全線開通した1917年当時の風景を、今も偲ばせている。この船はペニッシェ船と呼ばれる運河運搬船で、積荷は、鉄・砂利などの建築資材や、小麦・塩など…。 |
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今から約100年前に作られた水力リフト。大きな高低差のある運河の水路を船が通行するためにこのリフトが造られた。大きな水槽に船を入れ、水槽ごと船を上げ下げするこの大きなリフトを作動させているのはなんと水力だけ、燃料は全く必要としない。このリフトは、今日でも正常に作動し、現役として運河交通を支えている。 |
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水力リフトの機械部分。17mの高低差を落ちる水の力(位置エネルギー)を増幅させることで、全ての機械が作動する。手入れの行き届いた機械は、100年前と同じ輝きを放っている。 |
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1953年に発足した、船頭達のための教会。船上生活者の悩み相談を中心とした宗教(カトリック)と福祉の団体。悩み相談は、子供の教育問題(移動を続ける船からは学校に通えないため、多くは寄宿舎に入る)・財政問題・家庭問題にまで及ぶ。身近に相談できる隣人がいない船上生活者にとって、近所付き合いの場となっている。 |
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