
紀元前3世紀、アショカ王により建てられたダルマラージカ寺院の大ストゥーパ(仏塔)。シルクロードの隊商都市として、またガンダーラ文化の中心として栄えたタキシラには、多くの古代都市遺跡や仏教寺院址が残る。 |
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アレクサンダー大王、聖トマ、玄奘三蔵…。数えきれぬ程の人々が、その旅の中でタキシラを訪れ、文化を伝えた。紀元前2世紀の都市シルカップ遺跡に残る「双頭の鷲のストゥーパ」には、ギリシヤ、ペルシャ、中国と3つの神殿のレリーフが並び、この地で東西の文化が出会ったことを物語る。 |
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ここガンダーラ地方で、仏教とギリシヤ・ローマの美術が出会った。そして生み出された「ガンダーラ仏」の数々は、この世界にはじめて出現した仏像だった。 |
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仏教誕生の記憶を伝えるガンダーラ地方の遺産。山岳寺院「タクティ・バーイ」は1〜7世紀当時の伽藍をそのまま残し、タキシラと同じく世界遺産リストに登録されている。 |
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