はやドキ！ワード

春に旬を迎える「タケノコ」
今年は寒暖差が激しく生産量が低下、そのため価格が例年に比べ2倍に…

皆川「すごーい」
山本「やったー、大きい」

ゴールデンウィーク明けでも掘って楽しめる場所を見つけました。

千葉県大多喜町、関東でも屈指の名産地です。
都心から車でおよそ1時間30分。

TBSアナウンサー3人でタケノコ掘りを体験してきました。

山本「こんにちはー」
こちらはタケノコ掘りの名人・山口勝示（やまぐちかつじ）さん。

田村「こちら千葉の大多喜町で獲れるタケノコが
ものすごく美味しいって聞いてきたんですけど」
山口「関東では一番美味しいと自負しておりますけど」

名人・山口さんのタケノコはミシュラン2つ星を獲得する
日本料理の名店でも使用されるほど。

普通のタケノコとは一味違うと言います。

山口「白タケノコのことですかねー、稀になんですけど、
真っ白のタケノコがあるんですよ、
それは量的には500キロほって、10本出るかどうか。
だから皆さん幻っていうと思う」

見た目の美しさだけでなく
えぐ味もほとんどなく柔らかいのが特徴。

それを生み出すのが大多喜町の土壌。
粒子が細かい粘土質のため、
空気や光を通さず白いタケノコに育つと言います。

山口「白タケノコは掘った時にしか見れない」
田村「そりゃ、幻だ（笑）」

それでは貴重な白タケノコ掘りに出発。

山口「ここが白タケノコが出現する竹山です」
山本「おー」

白タケノコを見つけるポイントは…

土から芽が出たタケノコではなく…
芽がでるサイン、
土が盛り上がり地割れした場所を見つけること。

さらにタケノコの芽が「緑色」ではなく「黄色」。
これも空気に触れていない証拠と言います。

ではでは、制限時間30分。

スタッフ「よーい、スタート」
山本「もう始まるんだ、よっしゃー、どうしようかな？」

誰が一番早く見つけることができるのでしょうか？

山本「山口さん、どのあたりがパッと見ありますか？」
山口「白タケノコだったら向こうが良いかもしれない」

山本さん、ガチです。後輩に手加減なし。


山本「山口さん、このあたりで大丈夫ですか？」
山口「これもそうだし…」

え？もう発見？

山本「（掘る）白くないっすか？」

もはや勝負あり？あとは黙々と掘るだけです。

その時、皆川さんと田村さん、
山本さんに負けまいとタッグを組むことに。すると…

皆川「ねえ、これこれこれ」
田村「ほんとだ、浮いてる」
皆川「黄色よ」

黄色い芽のタケノコを発見、もしかして？
15分ほど頑張って掘ってみると…

皆川「どう？いける？」
田村「おもーい」
田村「白っぽい、これもしかして幻の白タケノコかな」

一方、山本さんは…

田村「大変だな、タケノコ掘り」

上着を脱ぎ気合いを入れます。
なかなかの大物なのか、簡単に掘り起こせず…
掘り続けること30分。

山本「（掘り出す）大きいやったー大きい」

超特大2キロを超えるタケノコを掘り当てました。

さて、目的の白タケノコは？判定です

山口「大きさ、質と言ったらこっちなんですけど…」
山本「よし！」
山口「どっちが白タケノコかと言ったらこっちが白タケノコ」
山本「なぜ？」
山口「白いから」
山口「申し訳ないけど。こっちの勝ちー」

このように白タケノコは中身だけでなく皮も白っぽいんです。

それでは地元のタケノコ料理専門店で
白タケノコのコース料理をいただきましょう。

まずはシンプルに「茹でたタケノコ」味噌和えです。

山本「タケノコエキス凄くない？」
店員「とってすぐ茹でるのがいいみたい」
山本「ですと、えぐみがなく柔らかくてほどよい食感が…
じゅわーってエキスがでてきますもんね」

そして「焼きタケノコ」大葉の味噌和えです。

皆川「これ甘い」
田村「確かにこの甘みと大葉の甘みが合うんですよね」
山本「全部に音がする、ザクザクって」



こちらは「タケノコの皮のてんぷら」
剥きたての柔らかい皮を使用、タケノコの産地ならでは。

皆川「皮がおいじい」
山本「おいじい？スタジオでは見られない皆川アナウンサーの…」
皆川「うーん、おいじい」



取材先
山口農園
千葉県夷隅郡大多喜町平沢1199