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10月15日(月)放送
秋に旬を迎え今が食べ頃の「落花生」。
全国1位の生産量を誇る千葉県へ。今回、落花生の生産が特に盛んな八街市(やちまたし)を訪れました。小野寺キャスターが、最盛期を迎える落花生畑に向かいます。
こちらは落花生を作って50年、檜垣信一(ひがきしんいち)さんです。
今年の出来を聞いてみると…
檜垣さん「今年はどちらかというと豊作的な感じですね」
今年は雨が多かった影響もあり「香り」「味覚」ともに最高の出来。
ここで素朴な疑問が。
小野寺さん「ここ落花生畑ということですが、落花生はどこに?」
檜垣さん「この下、地面の中に潜ってます」
小野寺さん「この土の中に?この中に出来上がってるんですか?…初めて知りました」
意外と知らない「落下生」の実り方を紹介します。
夏に花が咲き終わると、その付け根から子房柄(しぼうへい)と呼ばれる茎のようなものが出てきます。これがどんどん伸びて土の中へ潜ってゆくのです。そして先端が膨らんで実になります。
こうして良質な油やたんぱく質を多く含む「落花生」ができるのです。
地中にある落花生を掘り起こしてみると…
小野寺さん「見えているのに抜けない!…うぉ〜、よいしょ!どうですか?」
一株におよそ50個の実がついていました。
小野寺さん「ちなみに生で食べられるんですか?」
檜垣さん「食べられる、食べれる」
殻を割ってみると、小野寺さんも初めて見るピンク色の実。ちゃんと水分がある「お野菜」という感じだとのこと。
私たちが普段、よく食べる「炒り落花生」作りはここからが本番!
渋みを抜き「甘味」を最大限に引き出すため、
乾燥作業に手間を惜しみません。
まず掘った株を裏返して1週間ほど「地干し」をします。
そして株を積みあげ、3週間かけ乾燥。
さらに脱穀した落花生の実を2日間、天日干しにしてから炒るのです。
落花生1つ1つに大変な手間がかかっているんですね。
小野寺さんがオススメの食べ方を聞いてみました
小野寺さん「落花生は炒って食べるイメージが強いですが、オススメの食べ方は?」
檜垣さん「地元では茹でて食べるのが一番」
今回特別に、代々、落花生作りを生業にしている
増田さんが教えてくれました。
調理方法はいたってシンプル。
大きな鍋に落花生を入れ、たっぷり水をいれます。
そして大さじ2杯の塩を加えたら、火にかけ、沸騰したら弱火に。
45分ほど茹でたらザルにあけ、粗熱をとったらできあがり。
「茹で落花生」一体どんな味がするのでしょうか?
小野寺さん「ピンク色がほんのり茶色かかって美味しそう」
増田さん「どうぞ」
小野寺さん「美味しい、この塩気のあとにほんのり甘くて、初めてこんなに美味しい落花生を食べました」
親戚が多かった増田さんは「茹で落花生」を食べると食糧難の戦後間もない頃を思い返すそう。
増田さん「小さい頃、叔父に『お前たちこれ拾ったらいっぱい食べさせるぞ』それでいっぱい拾ったのにこれくらいしか食べさせてくれなかった。でも、それがすごく美味しくてね。掘り立てじゃなければ食べられない」
そしてもう一つ、パンによく合うというピーナッツクリーム。
増田さん「落花生の大粒を何度もすり潰して作っているんです」
もう絶対、美味しいあですよね、これは(笑)
小野寺さん「いただきます。…ねっとりしてるけど、口の中にまとわりつくのがたまらない、美味しいです」
小野寺さん「このピーナッツクリーム地元でも人気?」
増田さん「小さな子がね『おばちゃん、またピーナッツクリーム買いに来たよ、これじゃなくちゃ食べないんだ、パンに塗るとすごい美味しい』って言ってくれて嬉しいの」
商品問い合わせ
ますだの落花生
千葉県八街市八街(やちまたし・やちまた)ろ−26
TEL:043-443-0155