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映写機専門の修理職人

10月16日(月)放送

昭和60年創業「レトロ通販」。今ではほとんど見ることがなくなった、8mmフィルムの機材を専門に扱うお店。ここにたった一人、映写機専門の修理職人がいます。吉田常雄さん、この道30年のベテランです。

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吉田さん「若い頃の青春が思い出されるんでしょうね。特に年配の方のものは、直してあげたい」

依頼は全国各地から。その数、年間でおよそ120件。今、作業に取りかかっているのは30年以上も前のもの。故障の主な原因は電球のショート。さらに電子基板の故障。すでに生産終了となった映写機を、一体どう修理するのかというと…。

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特殊な電球を作っているメーカーが日本にただ1社。そこから規格の合う電球を取り寄せて交換。明かりは点いたものの…

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この明るさではまだ弱いとのこと。電気の流れを良くするために、基板に特殊な液体を塗り、感電に気をつけながら細かく回路を調整していきます。すると。

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まさに活躍していた当時のような、強い光が。さらに、フィルムの回転を安定させるために交換したベルトは、同じ機種のストックから流用したもの。ストックを有効利用することで、メーカーでも受け付けられない生産終了後の8mm映写機の修理が出来るというわけなのです。

修理を開始して3日後に受け渡し。
依頼者の杉山正弘さんは、過去ご自身で制作した自主映画を久々に上映して…

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杉山さん「ありがとうございました。感無量という感じですかね」

甦った8mmフィルムの映写機。フィルムに残されたものが、いつまでも色あせること無く、伝わってゆくといいですね。

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