あらすじ

東京は根津界隈の片倉家。この家の亡くなった主人・浩三の七回忌の日、無事法要を終えてほっと一息の妻・ちよ(泉ピン子)に、別居している長男の良一(佐野瑞樹)が改まって話があると言い出した。家の立ち退きを期に、自分たちと同居しないかと提案する良一。それに対し、ちよは住み込みで家政婦をすることに決めているという。良一と妻の雪子(京野ことみ)は自分たちが笑われると反対するが、ちよは意に介さない。

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そのやりとりを聞いていた長女の節子(小林綾子)は、ちよに縁談があると割って入った。相手は浩三の親友の黒崎宇一(小林稔侍)。小さな会社を経営している黒崎は3年前に妻を亡くしている。子どももおらず、老後の蓄えもたっぷりある。条件は申し分ないと強く勧める節子に、次女の巴(仲間由紀恵)はちよが可哀想だと猛反対し、兄妹喧嘩が始まる。

その頃、ちよに正式にプロポーズした黒崎も実の妹の波子(岸本加世子)に再婚の決意を告げる。相手のことは何も話さない兄をいぶかった波子は、自分でちよのことを調べ上げ、家まで押しかけてくる。

そんな矢先、黒崎の会社が倒産する。