インタビュー Interview

小暮也映子役/波瑠さん・加瀬理人役/中川大志さん・北河幸恵役/松下由樹さん インタビュー/ 後編

Q. ちなみに皆さんはこれまで楽器の経験は?

波瑠 私はちょっとだけギターの経験があります。

松下中川 すごい!

波瑠 でも、今回のバイオリンには特に何も生かされてないです(笑)。

中川 僕もギターは少しやってたんですけど、確かに違いますね。

松下 そうなの?

中川 指の置き方も違いますし、弦の数も違うので。

波瑠 なので、本当に一からという感じです。

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Q. バイオリンを触れてみた感想は?

波瑠 何から話したらいいのか…というくらい(笑)、大変です。練習すればある程度は弾けるようになる、と思ってらっしゃる方が多いと思うのですが、才能がある人とない人の差が明確に分かれる楽器だなと感じました。ここを押さえるとこの音が出るという目印が何もないんです。ハードルがめちゃくちゃ高いなと思いながら練習しています。

中川 練習し始めた段階ではまだ脚本ができてなかったのですが、読んだら難易度の高いビブラートとかを理人はできなくちゃいけなくて…。焦って追い込みをかけました(笑)。

松下 すごく難しいんですけど、この3人が友情育んでいくように、バイオリンともお友達になっていくイメージです。作品の中での幸恵のように、とんでもない音が出て投げ出しそうになったり、指が動くようになるとすごいいい音が出たり。うまくなったら本当に気持ちいいんだろうなと思うようにさせてくれる楽器だなと思いました。

中川 すごく繊細な楽器ですよね。

松下 そう! 今はもう普通に触れるけど、最初はドキドキしながら震えてた。

波瑠 触っちゃいけないところが、いろいろあるんじゃないかって怖かったですよね。

中川 最初の頃は練習の後、首が筋肉痛になったり、すごく力が入ってました。でも、だんだん音が出るようになっていったり、どんどん楽しくはなっていきましたよね。

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Q. 練習はいつ頃から始められたんですか?

中川 僕はたぶん4月くらいからですね。

波瑠 私は年明けくらいからかな。

松下 私も中川くんと同じ春かな。家でもできるようにしたくて楽器を預かったんですけど、なかなか家で弾く度胸がなくて。音がちゃんと出るんならまだいいんですけど、「ギーギーギコギコ」みたいなね(笑)。

波瑠 分かります! 私もおっかなびっくりな感じでやってました(笑)。

中川 僕も家に持ち帰ってもどう練習すればいいかも分からなくて、最初の頃は上達するスピードが遅かったです。

波瑠 弦楽器なので、弾いてると少しずつチューニングが狂うんです。調弦の仕方は教わっていないから、毎回レッスンに行ったときに先生に合わせてもらったのを持ち帰ってくるんですが、弾いてるうちに音が変だなというのは分かるんですけど、どうしようもなくて。

松下 耳がいいんだね。

波瑠 分かるのは分かるんです。バイオリンの練習をしていると飼っている犬は違う部屋に逃げるし、たぶん気のせいなんですけど、壁をドンドンってやられてるような気がするし(笑)。

松下 たしかにスタジオじゃないと、違う緊張感はあるかも(笑)。

中川 バイオリンって、その日の自分のコンディションみたいなものがすごくダイレクトに出るというか。ちょっと疲れてるときとか、それが音に出るんです。

松下 すごい! 私はまだそこまでいってない(笑)。

中川 前回できたのに今日は全然ダメということもあって。集中力を1回のレッスンですごく使うんです。

波瑠 疲労感がすごいよね。でも楽しい!

松下 先生がすごく教え方がお上手なんです。だから先生に習っているときは、気持ちがダウンすることがなくて。一人で練習しているときはできなくてただただ落ち込んでいくみたいな(笑)。

中川 すごく褒めてくださるんですよね。

松下 「できてますよ」って言ってくださるんです。絶対できてないんですけど(笑)。

波瑠 でも中川くんが教えられてる内容が私たちと違うんだってことが判明したんです。

松下 先にどんどん進んでいってるんです。

波瑠 若さですよね(笑)。吸収が早い!

中川 そんなことないですよ(照)。音楽が好きなんです。ドラマが終わっても趣味として続けたいです。

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Q. 最後に作品を楽しみにしている視聴者の方にメッセージをお願いします。

波瑠 大人になってくると自分の居場所を新しく作るのというのは難しくなると思うんです。地元の友達や幼馴染がいる学生の頃と比べて、社会人になると仕事仲間はできても、自分の思いを共有したり、いろんなことを打ち明けられる仲間ってなかなか作りにくくなってくる。そんな中、まったく普段違う生活をしている3人が、バイオリンを中心にして集まっただけで、こんなにいろんなものの見え方が変わるのかと思いました。お互い影響を受けあって与え合って開けてくる世界があることに希望を感じて、救われるというか。そんなメッセージが見てくださる皆さんにも届いたらいいなと思いながら演じています。

松下 3人は、ショッピングモールで初めてバイオリンの音色を聞いて、魅了されて、すごくやわらかい気持ちになったと思うんです。そんな3人がやわらかい気持ちを与え合ったり、背中を押したりする姿を通して、見ている人のいい応援歌になれば。「これくらいでいいんだな」とか、「日常生活でこういう思い、経験あるな」と思っていただけたら。笑ったり、泣いたり、元気になったり、慰められたり。優しいドラマだと思いますのでぜひご覧ください。

中川 それぞれバイオリンを始めるきっかけや思いは違うんですけど、年齢も性別も違う3人が出会って、それぞれの悩みを聞いたり、思いを打ち明けたり。その場所でだからこそ出会える、知ることができることがたくさんあって、いろんな世代の方それぞれに刺さるところが違うのかなと。実年齢に近い役なので、等身大で自分が思うところを演じていけたらと思っています。

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