コメント:日曜劇場『ごめん、愛してる』

COMMENT /コメント

長瀬智也さん

20年ぶりのラブストーリーになるのですが、これまでやらなかったということは、そこまでラブストーリーに興味がなかったんだと思うんです。「ラブなんか」とちょっと否定していた自分もいたかもしれませんが、今は素直に「自分がラブストーリーと向き合うならどうなるのか」という思いでやりたいです。これまで積み重ねてきたものも踏まえて、自分にしか出来ないキャラクター、ラブストーリーになったらいいんじゃないかなと思います。
共演者には若い方が多いので、どういう空気感になったりするのか楽しみ。いいケミストリーになるんじゃないかなというポジティブな気持ちしかないです。大竹しのぶさんとの共演は20年ぶり。当時も自分のくだらない話を優しい笑顔で聞いてくれたり、大きい優しさに包まれていた記憶があるので、またそれに浸れたらなと思います。
これまであまりラブストーリーに携わることがありませんでしたが、30代後半になって“愛”に対して思うことが、20年前とは全然違うと思うんです。今回の役を通してその気持ちを素直に受け取って演じようと思っています。きっと見たことのないラブストーリーになるので、ぜひ期待してみてもらえたらと思います。

吉岡里帆さん

この度TBSの『ごめん、愛してる』にて初めて連続ドラマのヒロインを務めさせて頂きます。
思ってもいなかった大きなお役に緊張と責任を感じております。
原作はセンシティブでヒリヒリと痛い愛の物語です。素晴らしい共演者、制作チームの方々と丁寧に作品と向き合っていけたらと思っております。

坂口健太郎さん

日向サトルを演じさせていただきます、坂口健太郎です。
サトルは一見、屈託のない姿で人々を魅了しますが、どこか悲しく、寂しそうな印象も受けました。まずは彼を知って、自分に重ねて、サトルにとっての愛の形、姿を見せられるように精一杯お芝居をしたいと思います。

池脇千鶴さん

Q.14年ぶりの民放連続ドラマ出演で難しい役に挑戦されますが、この作品に出演しようと思った決め手は?
A.このドラマのお話自体、普遍的な愛の話で、いいなと思ったんです。私の一人よがりの感覚ではなく、今観る人たちにとってはとても新しく響くかなと。いろいろな広がり、可能性をこのドラマに感じました。
そのなかで若菜という役をいただいて、悩みました。悩みましたけど、プロデューサーに説得されました(笑)。「ぜひ!」と熱心に言っていただいて「じゃあ、一緒に頑張ってみようかな」と私も思って。背中を押されたので決めた、という感じです。
Q.視聴者へのメッセージ
A.(民放の連続ドラマは)久しぶりですし、新鮮な気持ちで楽しもうという気持ちでやっています。
ドラマを観る方は、主人公や恋愛する4人の男女に思いを入れることができると思うけれど、私の役柄は理解しにくい部分もあるかもしれません。広い心で観て、ドラマ全部をまるごとただ楽しんでいただければと思います。

大竹しのぶさん

久し振りのTBSドラマ、20年振りの長瀬さん、そして夢中で観ていた「ごめん、愛してる」に出演することが決まり、今からワクワクしています。
スタッフ、キャストの皆さんと共に楽しく、そして誇れるドラマになるようワンカット、ワンカット、一生懸命演じていきたいと思っています。
次週が待ち遠しい、そんなドラマが作れたらいいなぁー。
頑張ります。

清水真由美プロデューサー

何年か前から「愛」を題材にした作品をつくりたいと思ってきました。私もそれなりの年齢を生きてきて、結局、人は誰かから必要とされ愛され、そして自分もまた愛することで生きる意味と喜びを感じるのだなと改めて気づいたからです。
そして世の中もまた、度重なる天災や様々な事件に晒され、そうしたことを思い知らされているなと感じました。
そんな時に出会ったのが、この「ごめん、愛してる」です。
男と女、親と子、人間が営む様々な愛の形、切ないまでに相手を求め、自らが存在する意味を問うこの作品を、いまの時代を生きる視聴者の皆様にお届けできたらと思いました。
主人公・律は粗野でありながら人間としての優しさを兼ね備えた人物です。そうしたキャラクターは長瀬さんにぴったりだと思いました。そして意外にも純粋なラブストーリーをやってらっしゃらない。孤独な影もあり色気も必要なこの役ですが、本質的に長瀬さんはそうしたものをお持ちだと感じるので、それを存分に放出してもらい新たな挑戦をして頂けるのではと私自身楽しみにしています。
吉岡さんは、役の捉え方が上手な方。今回の凜華という役は、「無償の愛」を違和感なく体現しなければならない意外と難しい役です。彼女の持つ透明感と明るさを武器に、持ち前の役へのアプローチを駆使して、視聴者の皆さんが共感できる凜華を創ってくれるのではないかと思いました。
サトルは、凜華が長年恋焦がれ、母・麗子が溺愛し、ピアニストとしても大人気という、主人公・律とは対照的に「愛される幸せ」を享受してきた人物。坂口くんの持つ華やかさと可愛らしさ、でもどこか芯のある感じもあり、魅力的なサトルを創り上げてくれるのではと期待も込めて、彼にお願いをしました。
今回、私たちの創る麗子のイメージは、アーティスティックな部分を持ちながら、愛した人の子供を育てられなかった葛藤を抱えているという複雑なキャラクターです。そうしたキャラをリアリティを持って演じて頂けるのは、大竹さんしかいないと思いました。一筋縄ではいかない人間の愛の形を深く表現してくださると確信しています。