インタビュー

上白石萌歌さん(宮本みゆき(高校生)役)

火曜ドラマ『義母と娘のブルース』について

こんなに笑えて、ほろっと泣けて、胸がじんわりあたたかくなるドラマは珍しいなと思いました。自分が出演することになっていなくても、最後までずっと見続けたドラマだろうなと思います。私の周りの方々からの反響もたくさんあって、このドラマの魅力をずっと実感してきました。第2章からは、雰囲気がガラっと変わり、新しい風が吹くので、演じるのをとても楽しみにしています。

原作をお読みになって

役を演じるにあたって、ヒントを探そうと原作を必死に読みました。
ドラマの原作が4コマ漫画というのは珍しいですよね。4コマ漫画なのに、話が少しずつ進んでいく構成がすごく面白い作品でした。
このドラマの笑いの要素は、“起承転結” なんじゃないかなと思いました。4コマの中にはまっている笑いや涙がドラマにとてもテンポよく組み込まれています。

第1章で印象的なシーン

4話の最後に、良一さんが夜の道で「手、つなぎませんか」と亜希子さんに言うシーンです。その2人のシーンが本当に素晴らしくて、泣いてしまいました。
自分がみゆきを演じるから、より、そう感じたのかもしれません。結末を知っているからこそ、すごく切なかったですし「手、つなぎませんか」という一言に、良一さんの愛がすごくこもっていて泣いてしまいました。
今まで視聴者として、幼少期のみゆきを演じた横溝菜帆ちゃんを観ていたのですが「これは昔の私を観てるってことなんだなあ」と改めて思うと… 不思議な感覚になります。

みゆきちゃんを演じた横溝菜帆ちゃんについて

かわいいですねえ〜。本当にかわいいです。4回くらいお会いしましたが、いつも「なんてかわいいんだろう!」と思います(笑)。
小さい頃に愛さんを亡くして、また良一さんを亡くしてしまうみゆきちゃんですけど、そういう境遇でも、気を強く持って乗り越えてきたんだなあと思わされる強さを感じました。ドラマを観ていて、みゆきちゃんが、どんどんイキイキしていく過程も見られましたし、亜希子さんと、どんどん家族になっていくのもわかりました。また、“良一さんらしさ”をふとした隙に見せたり、“亜希子さんらしさ”も、たまに見せたり…。私もそういう風に、物語の中で成長していけたらいいなと思います。
菜帆ちゃんが演じたみゆきちゃんから、仕草をたくさん吸収してきました。ここまで大切に繋いでくれたバトンを、しっかり受け継がなきゃいけないなと思います。

みゆきを演じるにあたって

日々みゆきちゃんになれるように模索をしているところです。今のみゆきの一番のヒントになるのは、綾瀬はるかさん演じる亜希子さんの姿です。みゆきも、ふとしたときにシャンと背筋が伸びて亜希子さんみたいになる女の子に成長しました。なので、亜希子さんの姿を研究しながら、演じていけたらいいなと思っています。もっともっと表現力に磨きをかけて、みゆきちゃんと一体になっていきたいです。

共演者のみなさんとのやりとり

私から話しかけさせていただくこともありますが、綾瀬さんも、休憩中に優しく声をかけてくださいます。亜希子さんとみゆきは、長い月日を過ごしている家族なので、カメラが回ってないところでの、私たちの関係性も大事になってきますよね。これからも、私からたくさんお話させていただきたいなと思いますし、ドラマについてだけでなく、お芝居に関しても聞きたいことがたくさんあるので、この機会に聞けたらいいなと思っています。
良一さんを演じた竹野内さんからは、以前、撮影現場でご一緒したときに「(菜帆ちゃんと)そっくりだね」と言っていただけました。嬉しかったです!
そして、黒田大樹くんを演じる井之脇海さん。実はお仕事をご一緒するのが4回目なんです。今回、みゆきを助けてくれる大切な人を井之脇海さんが演じてくださって、とても嬉しかったです。監督からも「大樹くんとのシーンのみゆきの安心しきった表情がいいね」と言っていただけて…。そういう雰囲気は出るんですね!
本当に一緒にお芝居していて安心感があります。第2章からの、みゆきと大樹の淡い恋にも期待してください!

最後にメッセージをお願いします

第2章から、新しく動き始める『義母と娘のブルース』。亜希子さんも感情を表に出せるようになってきて、ここから輝いていきます。今まで見ることがなかった、亜希子さんの様々な表情にも注目していただきたいです。
また、私自身も高校生になったみゆきと一緒に悩んだり、喜んだり、毎日を一生懸命に生きています!ぜひ最後までみゆきをあたたかく見守っていただけたら嬉しいなと思います!

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