毎週月曜よる9時
恋人から婚約破棄されたうえ、勤務していた殺虫剤メーカーからリストラに遭い、携わっていたダニ駆除の商品開発研究の仕事もお払い箱になってしまったリケジョ(理系女子)の桐野真衣(国仲涼子)。
ある日、真衣は元恋人の妹で警視庁の科学捜査官の仕事をしている松島ゆかり(山口紗弥加)の紹介で、民間で科学捜査を行う法科学研究所の門をたたく。所長の梅原幸太郎(渡辺いっけい)と科学捜査員のチーフである緋村数記(細川茂樹)の入社面接で真衣は即採用となり、採用当日から緋村の下で働くことになる。早速、真衣は、緋村を訪ねて来た紡績会社「飯塚紡績」の社長・飯塚憲一(下条アトム)と妻の高子(根本りつ子)からの依頼を手伝うことになる。飯塚夫妻の依頼は自社で独自に開発した天然由来の生地が厳重に保管してある金庫から何者かによって切り取られていることが発覚し、社内に産業スパイ行為をした人間がいる可能性があるため、その犯人を突き止めて欲しいというものであった。真衣と緋村は飯塚夫妻から切り取られた部分があるという生地を預かり、生地から切り取った犯人の指紋採取を試みる。無事、指紋採取に成功した二人は飯塚から届いた社員データと照合。緋村に命じられた真衣は照合の結果から指紋鑑定書を作成し、飯塚に提出する。
数日後、真衣と緋村は警察から真衣が作成した鑑定書が飯塚紡績の本社ビルで死体と共に発見されたとの連絡を受け、現場を訪れる。死体はビルの屋上の柵にビニール紐で輪を作り、飛び降りる形で首を吊った後、強風で紐が千切れ地面に落下しており、なんと身元は真衣が指紋鑑定書に記載した狭山隆(浜田大介)という飯塚紡績の社員だった。警察は指紋鑑定書により、産業スパイ容疑で社長から退職を言い渡された狭山が自殺したと結論付ける。
ところが、現場で見た狭山の遺体の首についた索条痕にどうしても違和感を覚えた真衣は同僚の朝倉健太(宮田俊哉)の助けを借り、索条痕について調査。索条痕の溝の深さから狭山の死は自殺ではなく殺人の可能性があるのではと考える。真衣は早速、警察に赴き殺人の可能性があると再捜査を訴えるのだが、本庁でも所轄でも勝手に警察の判断に口を挟むなと言われ相手にしてもらえない。
緋村から自分たちは民間の科捜研であるため依頼がなければ捜査できないと言われたものの、諦めきれない真衣は狭山の妻・由海(伊藤裕子)に会い、自分たちに狭山の死に関する調査依頼をして欲しいと頼むのだが、由海からは頑なに拒絶されてしまう。真衣は飯塚にも調査の依頼主になって欲しいと頼んでみるが、飯塚にも調査費用を出す余裕はないと拒まれてしまう。依頼主が見出せず八方塞がりになり落ち込む真衣だったが・・・・