月曜ゴールデン

毎週月曜よる9時

あらすじ

世田谷南税務署の窓辺太郎(小林稔侍)は「窓際」と呼ばれている。もともとは国税局の査察課長という要職にあったのだが、ある事件の捜査中に部下を死なせてしまい、その責任を問われてヒラの税務署員に大左遷されたのだった。しかし、太郎にはもうひとつの顔があった。難事件があれば命を受けて悪を懲らしめる、陰の税務調査官なのだ。
ある日、太郎は元上司であった森村(北村総一朗)から相談を受ける。関西に開通計画のある新しい高速鉄道に関して気になることがあるというのだ。森村が親しくしている奈良の観光開発協会理事・乾健太郎(田中健)が熱心に誘致活動をしているのだが、ここにきて京都が誘致の動きを活発化させており、奈良と京都が対立していた。その動きに不正の疑いがあるというのだ。太郎は詳細を調べるため、奈良へ向かう。
奈良にやってきた太郎には、もうひとつ森村から頼まれていることがあった。奈良の税務署に勤めている乾の娘・万里子(原幹恵)には真島良介(佐藤アツヒロ)という恋人がいるのだが、二人の結婚に乾が反対しており、乾と二人の仲を取り持ってやって欲しい、というのがその頼みだった。京都府議会議員である真島の父と高速鉄道誘致の件で対立していることが結婚反対の大きな理由と聞いた太郎は、良介の姉・悠子(生田智子)の応援もあり、ひと肌脱ごうと乗り出す。そんな時、柿田(藤堂新二)という京都府議が殺害され、乾が重要参考人として警察で事情聴取を受けることに…。

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