ザ・お茶道
番組でお茶指導を担当する“極茶人”比留間嘉章氏が、お茶に関するウンチクやよもやま話を紹介するコーナー。ここをチェックすれば“お茶ツウ”になれる!?
第2回目のテーマ お茶の木(茶樹)と品種について
お茶の木ってどんな木…?
中国の雲南省が原産といわれるお茶の木(茶樹またはチャノキ)は、学術的にいうと「ツバキ目ツバキ科ツバキ属」というツバキの仲間で、日本で栽培されている「中国種(学名:Camellia sinensis)」と、インドやスリランカなどで栽培されている「アッサム種(学名: C. sinensis var. assamica)」の2種に大別できます。
「中国種」と「アッサム種」の違いを簡単にいうと、中国種は高さが1メートル前後の灌木で、葉は薄く繊維質で、大きさは長さ40〜80ミリ、幅30〜40ミリ。一方、紅茶の製造に適しているとされるアッサム種は、高さが10メートル以上になる高木で、葉は中国種の倍ほどの大きさになります。
分類
界:植物界Plantae
門:被子植物門Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱Magnoliopsida
目:ツバキ目Theales
科:ツバキ科Theaceae
属:ツバキ属Camellia
種:チャノキC. sinensis
比留間嘉章(ひるまよしあき)プロフィール
1977年に「茶の世界」に入ると、深蒸し茶の製造を中心に手揉み茶、微発酵煎茶の製造に取り組む。氏が作り上げた究極の淹茶法「八重奏(ヤエノカナデ)」は「これがお茶の味か!?」と、誰もがビックリするはずだ。
全国手もみ茶振興会理事、埼玉県手揉茶保存会会長、狭山火入れ保存会会長、全国手もみ茶振興会認定師範、
日本特産農産物マイスター「手もみ製茶」、日本茶業中央会認定「日本茶インストラクター」
HP「極茶人のこだわり」http://hiruma-en.ddo.jp/