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第1481回
相次ぐ新発見が物語る!砂漠に消えた都市ペトラの真実

2018年7月21日 夜9時〜

ここでは取材スタッフによる撮影の裏話などをご紹介!

ペトラ遺跡の撮影裏話1
ドローン撮影

今回の取材ではドローン撮影の許可が下りたので、「ペトラ遺跡の美しい姿をドローンでたくさん撮ろう!」と意気込んでいました。しかしペトラは岩と岩の間に作られた遺跡。ドローンを安全に飛ばす上で必要なGPSの電波をキャッチするのに、非常に難しいものがありました。
考古学者は、「ペトラは岩に囲まれた天然の要塞。戦争の際、人々はそこに避難し、また自分たちを守ってくれる場所だからこそ聖地と考え、たくさんの遺構を作った」と言っていました。しかし敵兵どころかGPSまで防ぐとは、その天然の要塞ぶりは今も健在だと思わずにはいられなかったです。ドローン撮影では、GPSを発信する衛星が遺跡の真上にくる時間帯を狙って、その様子を何とか撮ることが出来ました。

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ペトラ遺跡の撮影裏話2
遺跡の巡り方

ペトラは本当に広い遺跡です。早朝から夕方まで巡っても周りきれないのではないかと思います。日差しが強く、乾燥していて活動時間は限られるので、2,3日かけてゆっくり巡る場所だと感じました。ぺトラ遺跡はラクダにのって周ることも出来ます。

ペトラ遺跡には「エド・ディル」という遺構があります。一番巨大な建造物と聞き、是非とも撮りたいと思いました。しかしその場所は900段の階段を上がった山の上。ロバに乗って階段を上がることも出来ますが、自分を含めロケ隊は、今回敢えて(強がって?) 徒歩で行くことに。
しかし階段に至る前の平坦な道は砂地で非常に歩きにくく、いきなり体力を削られます。階段は比較的緩やかでしたがやはり長く、強い日差しの下で体の水分がいつのまにか蒸発していきます。

三脚、カメラ、その他もろもろの機材を持ち900段…。ロケ隊は比較的若いメンバー構成でしたが、みんなクタクタになっていました。そんな階段の途中には、疲れ果てた観光客を見越して、いたるところに土産物店が。買うつもりがなくても、休憩がてら足を止めて商品を見てしまいますし、おそらく購入してしまう人も。エド・ディルへは、歩くと早くても片道45分、休憩しながらでは1時間の道のりです。僕たちが出発する時、「後から追いかけますねー!」と、別行動を取ったベテランのコーディネーターは、ひとりロバに乗って悠々自適にやってきました。エド・ディルに行かれる際は、ぜひロバをおすすめします。

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ラマダンならではの体験色々

ロケ期間中に、イスラム教の断食期間・ラマダンと、ラマダン明けのイード祭りがありました。ラマダンは日中に断食をするので、みなさん、本当に労働時間が極端に短くなります。それは事前情報として聞いていましたが、「朝の集合時間にドライバーや遺跡ガイドが起きてこない!」「撮影場所の扉が開かない!」というハプニングの数は想像以上でした…(笑)。

ラマダン期間があけた後のイード祭りはフェスティバルといより、昔の日本のお正月という感じです。親族一同がおばあちゃんの家に集まり、みんなで伝統料理を食べて楽しく過ごします。子供たちはおばあちゃんから「ラマダンの断食を頑張ったね」と、お年玉のようにおこずかいを貰っていました。10歳くらいの子供で、1000円から2000円程です。そして親戚の子供達は揃って近くの駄菓子屋へ行き、玩具やお菓子を買います。おばあちゃんからおこずかいを貰う時、子供たちはちゃんと列になって順番待ちをするのですが、その列の最後にミステリーハンターの鉢嶺さんも並んで、ちゃっかりおこずかいを貰っていました(笑)。そしておばあちゃんにお礼を言うと、子供達と一緒にアイスを買いに…。手を繋いでウキウキ気分で駄菓子屋に向かっている子供達は、本当に可愛らしかったです!

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ヨルダン取材を通して

ヨルダンは治安が良くフレンドリーな人が多い国です。もちろんどんなに治安が良い国でも、手放しで安全だということはありませんが、単に中東というイメージで、危険な国だと誤解されている面を強く感じました。アカバという港町などは外国人観光客も多いリゾート地です。ダイビングも人気で、透明度は沖縄以上と言われています。食事も美味しく、本当に魅力的な国なので、旅行先の一案としておすすめしたいと思いました。

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