2018年6月30日 夜9時〜
取材スタッフによる
アファール・トライアングル取材の裏話をご紹介!
アファール・トライアングルでは、ミステリーハンターの比嘉バービィさんもスタッフも、1日10L近くの水を飲んでいました(といっても全てお湯でしたが)。ですが、全くトイレに行きたくなりません。知らない間に全て汗となり、乾いているんです。そのため常に頭の中で水の心配をしなくてはいけません。
アファール族のヤギの放牧を取材した際、仕事を任されている少女たちがほとんど水を持っていなかったので、まあ大丈夫だろうと考え、各自1Lの水を用意して出発しました。ところがわずか1時間程で全ての水が無くなってしまい、大ピンチに!彼女たちとは暑さに対する耐性が違いすぎるんです。急いで現地のスタッフに水を取りに行ってもらい、難を逃れました。あんなにも渇きによる命の危険を感じたことはありませんでした。
また極彩色の世界が広がるダロル火山や、マグマを間近で見られるエルタ・アレ火山があるダナキル砂漠の取材は、暑さもさることながら、その取材環境も過酷でした。周辺には宿泊施設が全くないため、村の一角を借りて滞在します。
クーラーなどもちろんありません。全て野天泊です。地面の上に木で作られた簡易的なベッドを並べ、みんなで川の字になって寝ました。でも夜になっても40℃以上で、その上熱風が吹いているため全く寝られません。
そこで、どうやって体を冷やすのか。最も効果的な方法は、お湯になったペットボトルの水を、服を着たままかぶるのです。全身ビシャビシャになりますが、そこに熱風が吹くとあら不思議…!気化熱の効果で体がどんどん冷えていくんです。そしてその体が冷えている間に寝る努力をするんです!しかし、全身ビシャビシャになっても、あの場所では15分で服が全て乾きます。結果、30分程でまた目が覚めてしまい、再び水をかぶるんです。ひたすらこの行為を繰り返し、夜は過ぎていきました…。
井戸でも水浴び