2018年6月16日 夜9時〜
アンデス山脈を標高5600m近くまで目指した今回のレポート。そんなロケならではの体験を、ミステリーハンターの依吹怜さんに聞いてみました。
水しか出ない場所がほとんどだったので、たまにお湯が出るとすごく幸せを感じました!そんな中、ある村に宿泊した時は、スタッフのみなさんと「今晩はお風呂に入るかどうか」という話に。部屋のバスルームは窓が抜けていて、しかも外気は0℃くらいまで下がっていました。でも2日ほどお風呂に入っていなくて、髪もベタついてきたので私は入ろうと…。とはいえシャワーはやっぱり水で、少ししか入っていないじょうろから出るみたいにちょろちょろ。それが、しばらくするとお湯が出てきたんです!「やった嬉しい!」と、さらに蛇口をひねったら、取っ手がボロッと!?そしてシャワーの根本から再び水が!その後も、お湯なの?水なの?という温度を保ちながら流れ続けました(笑)。
「シャワーは大変でしたが(笑)、アンデス伝統のカラフルな装飾がされた可愛いお部屋でした!」
また宿のベッドには布団が1、2枚しかなく、「これはきっと寒くて寝られないね」と、みんな半ば諦めてそれぞれの部屋へ。布団といっても、見た感じは薄いキルティングというか、日本の炬燵にかけるような薄い綿が入ったものでした。ところがそれがものすごく暖かかったんです!おそらくアルパカか何かの毛か使われているのだと思いますが、何もなかったら凍死するくらいの寒さの中、本当にその2枚だけで大丈夫でした。翌朝他のスタッフもみんな「暖かかったね!」と驚いていました。
ほかにも宿の方が湯たんぽとして、お湯を入れたペットボトルにカバーを付けて持ってきて下さったのですが、その保温効果が素晴らしかったです。毛糸で編まれたシンプルなカバーでしたが、朝までめちゃくちゃ暖かくて感動しました!
「レインボーマウンテンにヒーヒー言いながら登った時に出会ったアルパカ。
家畜としての目印(ピンクのフリンジ)なのか、おしゃれなアルパカを
よく見かけました!」
40年以上アンデスに通い撮影を続けた日本人、高野潤さん。マチュピチュをはじめとするアンデスの魅力を、日本に伝え続けた高野さんの著書をご紹介します。
『世界の聖域〈18〉神々のアンデス』(講談社)
文:増田義郎,友枝啓泰 写真:高野 潤
『大いなる山脈 アンデスの貌 (Newton Books)』(教育社)
『アンデス大地』(山と溪谷社)
『LES ANDES』(Glénatフランス『アンデス大地』フランス語版)
『LE ANDE』
(PRIULI & VERLUCCA, EDITORIイタリア『アンデス大地』イタリア語版)
『雨の日 上高地の水』(小学館)
『インカ(INCA)
天空の時間と歩む大自然の共存者(地球ドキュメント・シリーズ)』
(情報センター出版局)
『どこまでも広く カリブの海から風のパタゴニアへ』(情報センター出版局)
『マドレの森 漂流する緑の聖域』(情報センター出版局)
『アンデスの抱擁 海抜4000mの生活誌』(平凡社)
『アンデス 風と霧の聖跡』(集英社)
『アンデス家族 (理論社ライブラリー 異文化に出会う本)』(理論社)
『アンデス 食の旅 高度差5000mの恵みを味わう』(平凡社)
『カラー版 インカを歩く』(岩波新書)
『風のアンデスへ 南米踏査紀行』(学習研究社)
『山の雨』(岩波書店)
『アマゾン源流生活』(平凡社)
『インカの野生蘭』(新潮社)
『カラー版 大地と人を撮る』(岩波ジュニア新書)
『カランバ! アマゾン奥地へ向かう』(理論社)
『アマゾン源流「食」の冒険』(平凡社新書)
『カラー版 アマゾンの森と川を行く』(中公新書)
『カラー版 マチュピチュ 天空の聖殿』(中公新書)
『インカの食卓 古代から続く大地の恵み』(平凡社)
『カラー版 インカ帝国 大街道を行く』(中公新書)
『驚きのアマゾン 連鎖する生命の神秘』(平凡社新書)
『カラー版 新大陸が生んだ食物 トウモロコシ・ジャガイモ・トウガラシ』
(中公新書)
『アマゾン 森の貌』(新潮社)
『インカの世界を知る』(岩波ジュニア新書)
*著書の中には現在手に入らないものもございます。ご了承ください。