(毎週変わるイメージ画像)

(ひとしくん)

バックナンバー

毎週土曜日 よる9:00から放送

バックナンバー

第1474回
戦国三英傑 信長・秀吉・家康
その時 歴史はカネで動いた!

2018年5月26日 夜9時〜

人の心理と経済が、どう影響を与え合うのか研究する行動経済学。しかし経済学という言葉もまだない時代…、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らは、巧みなお金の使い方で戦国の天下人に!
ここでは行動経済学にまつわる実験をします。あなたは凡人か?それとも天下を目指せるか!?まずは下の質問に直感でお答え下さい。

【質問1】
Q:あなたならどっち?

A:100%、1万円がもらえる
B:コインを投げて表が出れば2万円もらえて、裏なら何ももらえない

【質問2】
Q:あなたは2万円もらいました。その上でどちらを選びますか?

C:100%、1万円を取られる
D:コインを投げて表が出れば何も取られないが、裏なら2万円取られる

行動経済学の権威、大阪大学経済学部、大竹文雄教授が解説!

「人の行動は感情や情報に左右されたり、目先のものに囚われたりする傾向にあります。行動経済学は、そういった人の選択の傾向を調べ、利用することで、社会をより良くしようという学問です。
この質問、実はAとCは「1万円をもらえる」、BとDは「何ももらえないか、2万円もらえる」という同じ状態を表しています。しかし、第1問では多くの人がAを選び、第2問では多くの人がDを選択します。
この結果は、人が得をする時には確実にもらえる方を選び、損する時は損をしない賭けに出る傾向があるということを示しています。人は得よりも損失の方を倍以上大きく感じてしまうので、損をしない選択肢があれば、リスクがあってもそちらを選んでしまいます。損失は人をリスクの大きな行動に掻き立てる、というのが行動経済学の実験で明らかになっています」
経済学という言葉もない時代、人の選択を読んで天才的なお金の使い方をした天下人たちは、やっぱり只者ではありませんね。

(イメージ)

外部サイトへリンクします