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第1473回
天国に一番近い島は日本人にも近い島!
南太平洋の楽園 ニューカレドニア

2018年5月19日 夜9時〜

遠く離れた日本とニューカレドニア
そこには知られてこなかった歴史が?

私もそうでしたがニューカレドニアと聞いて、まず思い浮かべるのは観光やリゾート地の様子ですよね。実際に行っても、日本語で書かれた看板やレストランのメニューが多くて、日本人に観光しやすい場所だなと思いました。でも実はそこに、日本との深い繋がりが隠れていたんです。かつてニューカレドニアには、ニッケル採掘の労働者として日本から渡った日系移民の男性たちがいて、その歴史があるからこその日本語表記でもあったんです。

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日系移民について取材する中
今回はいつもと違う展開に?

ニューカレドニアには数千人の日系移民がいましたが、日本が真珠湾攻撃を行ったのをきっかけに、強制収容されて、その後日本へ送還されました。その中には既にニューカレドニアで家庭を築いていた方もいて、家族は引き裂かれてしまったんです。取材をする中で、ニューカレドニアに残された日系2世や3世の方たちと出会いました。そして生き別れてしまったお父さんの足跡を、日本で見つけたいというご家族に、私たちも同行させて頂くことになったんです。

私はペルーの日系4世ですが、この旅に同行させて頂いて、とても共感する部分がありました。悲しい歴史でそれぞれに抱えるものがあるけれど、世代を超えるほど日本のことをきちんと知りたい気持ちが強くなるし、過去の出来事を整理していけるようにも思えたんです。今回は私自身も、ルーツに対する複雑さが少し整理されるきっかけをもらえた気がします。

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見どころは?

今回、足跡を追う手がかりになったのは、日系2世の女性が持ち続けていた、お父さんと日本の家の写真でした。写真の場所に辿り着いた時、2世の女性はまず目の前の景色と写真を見比べました。色々確かめているような時間が流れて、そしてある事実をきっかけにワーッと涙を流されて…。その一連の時間というか、それは当事者のご家族にとっては自分たちの歴史を変えるような出来事で、私たちにも伝わってくるものが本当に多くあると思います。そしてニューカレドニアがただの観光先ではなく、実は日本ととても深いつながりがあることを知ってもらえたら嬉しいです。

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日本も保護活動に協力するニューカレドニアの貴重な固有種

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