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第1471回
大英博物館に秘められた卑弥呼の謎!

2018年4月28日 夜9時〜

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竹内 海南江(たけうち かなえ)

「世界ふしぎ発見!」で訪れた国は100ヶ国を突破!!105ヶ国に!!!
CM、文筆業またトラベルリュックや帽子のプロデュースなどでも活躍中。著書にエッセイ『おしりのしっぽ』『お姫様と山男』(集英社be文庫)、短編小説集『アフリカの女』(幻冬舎文庫)、中編小説『うたかたの月』(幻冬舎)、散文写真集「グリオの唄」(ブルースインターアクションズ)。
新作エッセイ『あっというまに』が(KKベストセラーズ)発売。オフィシャルウェブサイトは「Kanana Kingdom」
ミステリーハンターは今回で282回目(スペシャルの回は含まず)。

古墳というと、巨大な仁徳天皇陵が有名ですが、実は日本に古墳は16万以上もあるといいます。その中でも、前が四角で後が丸い前方後円墳は4000基以上。
今回はミステリーハンター・竹内海南江さんが、古墳研究の知られざる一面から、約1600年前の日本誕生の秘密に迫ります!

日本の始まりを探るため
注目したのは古代日本で作られていた古墳?

日本の古代というと、3世紀に登場した女王・卑弥呼のことや、邪馬台国のあった場所は近畿か?九州か?という点に注目することが多かったと思います。一方、古墳というと、それらに関係するものという位置づけでした。でも今回は古墳そのものにフォーカスを当てています。すると邪馬台国から日本へと、この国がどのようにして作られていったのか…、その流れを追っていくことが出来るんです!

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古墳の出土品1000点以上が大英博物館に
古墳研究は意外な人物から始まっていた?

古墳研究のきっかけを作ったのは、意外にも日本人ではなくイギリス人。あまり知られていませんが、日本の考古学の父と言われる人物です。今回はこの人物のキャラクターにも注目しました。明治時代、大阪造幣局の技師として日本に招かれた人物で、その間に日本の古墳を調べ始めています。歴史の長いイギリスには巨石文明があったから、日本の古墳も同じように捉えたみたいですね。また神話好きなところがあるイギリス人にとって、日本書紀や古事記の存在もとても興味をひくものだったようです。さらに日本での古墳調査の経験が、イギリスに帰ってから、あのストーンヘンジの謎の解明にも繋がっていくんです!

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明治の時代、日本の縄文時代の貝塚を発見したエドワード・シルヴェスター・モースなども、当時のいわゆるお雇い外国人でした。彼らは繋がりもあって、「日本って面白い!」と情報交換などもしていたようですよ。ただ当時の日本は文明開化で、日本人が見ていたのは西洋など“外”の世界。一方、日本にいた外国人は逆に、日本に注目していたユニークな時代だったんですね。また今より規制が緩くて、古墳に自由に入れる背景もありました。明治の日本にいた、そんな面白い外国人の視点で古墳時代を見ていくと…、日本の始まりを俯瞰で見ていくことも出来て、やっぱり面白いんです!

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人力車に乗って406基の古墳を入念に調査!

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