2018年4月21日 夜9時〜
絶景プロジェクトで特技のダンスを披露してくれた尾花貴絵さん。現地での秘話を教えて頂きました。
絶景プロジェクトで使う音楽と衣装から、踊りの振り付けはウユニの自然の中で遊ぶ妖精というイメージで考えました。現地へ行く前に少し不安だったのは、1〜2センチとは言われていましたが、水のある所で踊るということです。どれくらい水しぶきが飛ぶのか、水がどれくらい踊りに影響するのか、などですね。そして実際現地で踊ってみると、わっ!こんなに!?と、想像以上に水しぶきが飛ぶのです(笑)。通しで踊ると衣装が絞れるほどでした。衣装が重くなり、自分では妖精のようにフワッと跳んだつもりが、映像でチェックしてみると軽やかさがうまく表現できてない、なんていうこともありました。
ウユニ塩湖がひときわ美しい絶景になる鏡面
そこで絶景プロジェクトは行われた
また、面白い発見もありました。360度何もない真っ白な大地で踊ると、自分の位置や方向がわからなくなるということです。これまで位置や距離、方向などを、対象物を見ながら目算し踊っていたことに気づきました。ですから、撮影用のカメラを目標として踊りの練習をしていたのですが、絶景プロジェクトの本番は夜と明け方…結局カメラも見えませんでした(笑)。
プロジェクションマッピングを用いての絶景プロジェクト
本番の撮影は日没後に
現地へ行く前にもうひとつ不安だったのは、これまで経験したことのない標高の高さです。ボリビアの空港に降り立った時には、息苦しさを感じましたが、すぐに慣れたようで、幸いにもウユニではそういったことがほとんどなく過ごせました。踊っていても苦しいとは感じませんでした。高山病の症状として寝つきが悪くなる方もいるそうですが、夜もぐっすり(笑)。体力的な不安がなかったので、プロジェクトに向けての緊張がありながらも、前向きに考え行動できたのかもしれません。
幼い頃からバレエをやってきて、心に残る舞台はいくつかありますが、今回はまさしく生涯の宝となる晴れ舞台となりました!歴史に残る名バレエダンサーは数々いますが、ウユニ塩湖で踊った方はいませんよね(笑)。本当に素晴らしい機会を与えて頂いたと思っています。