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第1468回
昭和ノスタルジー
鉄道で巡る台湾の旅

2018年3月10日 夜9時〜

昭和ノスタルジーを感じる車両や駅舎
それには理由があった!
日本と縁が深い台湾鉄道

かつて日本各地で見られた風景を台湾で見ることができる、それは偶然ではありませんでした。台湾には日本が統治していた時代に日本人が敷設した鉄道が、今も数多く活躍しているのです。日本で走っていた車両が海外で再び活躍している話はよく聞きますが、台湾の場合、もっともっと深いご縁なのです(笑)。駅舎なども日本人が設計したものなので、私たちが郷愁を感じるのも当然なのかもしれません。それらの鉄道は、主に産業用に利用されていたものですが、後に一般の鉄道として使われるようになり、今に至っています。番組では、それもひとえに、メンテナンスをしながら現在まで大切に維持してきた台湾の方たちのご尽力の賜物だということをお伝えできると思います。

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日本統治が終わり遺された蒸気機関車を扱う
技術を学び、後輩たちに伝えてきた
元機関士の郭約義さん83歳(写真左)

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台湾と日本が協力して甦ることができた
サトウキビ列車の機関車・台糖650号
この機関車の復活に尽力した嘉義県知事の張花冠さん(写真左)

電車は、普段頻繁に利用しているからこそすぐに新しいものに慣れてしまいます。そしてそれまで使っていたものを次第に忘れてしまう…。台湾で昭和ノスタルジーを感じる列車に乗っていると、いつの間にか見かけなくなった昔の電車のことが次々と思い起こされて、それも楽しかったですね。天井に扇風機あったよなぁとか、網棚は本当に網だったし、足元の暖房が熱すぎることあったなぁとか(笑)。そんな風に昔の記憶が蘇ることもレトロ列車の魅力なんだなと感じました。

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かつて木材を運搬するために敷設された
阿里山森林鉄道はスイッチバックで
急勾配を登る日本でも人気の列車
台湾の人たちは神聖な山と崇める
阿里山へ行くために多くの人が利用している

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阿里山森林鉄道名物・阿里山弁当
「台湾の駅弁は注文を受けてから
ご飯にお惣菜をのっけてくれるので温かい
ことも魅力です」(宮地さん)

そして、レトロな列車はただ懐かしいだけでなく、鉄道の魅力そのものがたくさん詰まっているということを、取材を通して教えて頂きました。列車を形造るひとつひとつのパーツをじっくり見てみると、なるほど!かっこいい!!ここも、あそこもと魅力的なポイントが本当にたくさんあるのです。
またどこへ行っても親切で優しい方たちと出会いましたし、車窓から眺める景色も素晴らしかったです。何度も台湾を訪れている日本の台湾鉄道ファンの方の気持ちが少し分かった気がします。私もプライベートでもまた台湾で鉄道の旅をしてみたいと思いました。

(イメージ)

台湾の重要文化財に指定されている
彰化扇形庫(せんけいこ)

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