2018年2月10日 夜9時〜
ショコラティエのステファンさんと私の故郷ペルーのジャングルでカカオを探すことになり、少し前に母と最近ペルーのカカオが注目されているというニュースを見て、楽しみだねと話したことを思い出しました。でもペルーはカカオ大量輸出国ではありませんし、メキシコのようにカカオを使った料理もありません。日本と同じでチョコレートは身近なお菓子ですが、実際にカカオを見たことがない人もかなり多いのではないでしょうか。私も今回の取材で初めて見ました(笑)。
希少で高品質なカカオの産出国として
注目されているペルー
ペルーでは、ステファンさんにカカオにつていろいろなことを教えて頂きました。カメラが回っていない所でもとても丁寧に説明してくださり、カカオがチョコレート作りにいかに大切かということがわかりました。そしてチョコレートについて熱く語るステファンさんを見ていると、チョコレートは食べる者だけでなく、職人にとっても生涯をかけて情熱を捧げられる魅力のあるものなのだと感じました。
新種のカカオを探すためジャングルへ
「故郷ペルーの自然の豊かさを感じることが出来た
とても貴重な体験でした」(比嘉さん)
世界で最も健康長寿な人たちが、カリブ海の小さな島に暮らしています。伝統的にカカオを摂取する習慣のあるクナ族の人たちから急遽取材許可を頂き、パナマへと向かった担当ディレクターに話を伺いました。
クナ族の方たちは、ガン、高血圧、認知症の患者がほとんどなく、また脳卒中、心臓病、糖尿病などにかかる人も極めて低く、尚且つ長寿であることで注目されています。かつてそれは遺伝的なことだと考えられていましたが、近年それはカカオの影響ではないかと言われているのです。実際に私が島でお会いした人は、若い方も年配の方もみなさん健康的な体をしていました。
クナ族の方たちが暮らすパナマの
サンブラス諸島・アイリガンディ島
「素朴で海が美しい島でした」(担当ディレクター)
日本人がこの島に上陸するのは初めて!
クナの方たちはどのようにしてカカオと共に暮らしてきたのか。そしてチョコレートの原料カカオの驚くべきパワーをご紹介します!
モラと呼ばれる伝統衣装にもカカオのモチーフがある
クナの人たちにとってカカオは身近なものであり
神聖なものとして大切に扱われている