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次回「世界ふしぎ発見！」の舞台は、イタリアのサルデーニャ島。ヨーロッパの人たちが憧れるビーチリゾートとヨーロッパ最古と言われる古代文明の遺跡をレポートした福間文香さんにお話を伺いました。

初夏になると近海にやってくるクロマグロ
1000年以上続く伝統的な漁マッタンツアを密着取材！

サルデーニャ島は、地中海の真ん中にある島ですが、面積は四国より少し大きいくらいなので、海だけでなくさまざまな魅力のある所でした。海岸沿いは美しいビーチリゾートがたくさんありますし、街中はヨーロッパらしい街並みが素敵でしたし、内陸はとてものどかな農村でした。島なのですが、現地を取材していると島にいるという実感はなかったですね。独特の文化と、古くからの歴史がある所だと感じました。

それでもやはり地中海一美しいと言われる海は最高でした！絶景スポットにシュノーケリング、本当に素晴らしかったです。そして私にとって一番印象的だったのがサルデーニャ伝統のマグロ漁、マッタンツアです。実は私、以前から漁にとても憧れていたのです。大海原で勝負している漁師さんたちって、カッコいいですよね。ですからマグロ漁に同行させて頂けるなんて夢のようでした。そして心躍らせ向かった地中海のマグロ漁は、驚きと発見の連続だったのです！

漁への出発は私のイメージしていたマグロ漁とは随分違いました。驚いたことに白い砂浜のビーチから漁へ行くのです！船上でさわやかな地中海の風に吹かれていると、気分はダイビングツアーのようで、本当にこの海の中にマグロがいるの？と思ってしまったほどです（笑)。マッタンツアは独特の定置網漁法のひとつなのですが、漁の一番のクライマックス、マグロを追いつめていくところは圧巻でした。マグロという巨大な魚のパワー、その魚を仕留めていく漁師さんたちの迫力…間近で見させて頂いたので私はただ圧倒されるばかりでした。そんな中にも、クロマグロの群が近海を訪れるこの時期を誰もが心待ちにしていたという雰囲気が感じられました。とても貴重な体験をさせて頂きました。