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第1436回
ブータンからの贈り物
未来を幸せにする方法

2017年6月10日 夜9時〜

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野々 すみ花(のの すみか)

1987年2月27日生まれ。京都府出身。元宝塚歌劇団トップ娘役。趣味は、映画・舞台鑑賞。特技は、バレエ・日本舞踊・三味線。NHK連続テレビ小説「あさが来た」、火曜ドラマ「重版出来!」など数々のドラマに出演。
野々すみ花オフィシャルブログは「ののがたり」。
ミステリーハンターは今回で11回目(スペシャルの回は含まず)。

国民のほとんどが今の生活を幸福だと感じているブータン。幸せの国として世界から注目されているこの国は、さまざまな問題を抱えるこの21世紀に一体どんな未来を描いているのでしょうか?ブータンをさらに魅力的にするための取り組みを取材してきたミステリーハンターの野々すみ花さんにお話を伺いました。

経済発展に突き進んできた国々に
一石を投じたGNH(国民総幸福)の理念
幸せの国で暮らす人びとの素顔とは?

ブータンと言えば、幸せの国、そして東日本大震災からまだ間もない頃、ワンチュク国王ご夫妻が日本を訪問され、被災地の方たちに慈愛に満ちたお言葉をかけてくださったことを思い出します。でも知っているのはそれくらい…。どこに位置するのか、暑い国なのか寒い国なのかもわかりませんでした。ですから飛行機がブータン上空に入ったとき、延々と続く山の景色にまず驚きました。この国の玄関口となるパロ空港は、国の中で空港を建設できる唯一の場所だったそうです。山の合間を飛行しながら4秒間でカーブを曲がり切らないと山に激突してしまうとか!ブータンを訪れる人たちはみなさんそのことをよくご存知で、着陸前は写真を撮ったり歓声を上げたりで盛り上がっていました。確かに山がすぐ近くに見える光景はとてもスリリングでした。

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平地の少ないブータンでは山の斜面や切り立った崖に
家や寺院などが建っていることが珍しくない

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「田畑もほとんど段々畑や棚田でした」(野々さん)

そして幸せの国で暮らす人たちと交流できることを楽しみにしていましたが、ちょっと意外で面白かったのは、ブータンの男性です。初対面でもいきなり「何歳?結婚しているの?」と聞かれました(笑)。でも女性にはとても優しいのです。私が高所による体調不良だった時、3階のホテルの部屋まで負ぶって階段を上ってくださったり、気持ちが悪くなり茂みでうずくまっている私のそばに来て「大丈夫?」とじっーと私の顔を見て心配してくださったり(笑)。ブータンの男性はアジアのイタリア人と言われているそうですが、なるほどと実感することが多々ありました。

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日本への留学を夢見て日本語を学ぶ学生たち
番組ではブータンと日本との知られざる繋がりもご紹介

また国王への敬愛の深さと信仰心の篤さも印象的でした。ブータンに降り立ってからは、至る所に国王ご夫妻のポートレートが飾ってあることに驚きましたが、みなさんにお話を伺っていくと、それは毎日の生活の中でいつもお二人のお姿を見ていたいという気持ちの表れなのだと分かりました。そして私自身特に感銘を受けたのが、ブータンの方たちの信仰の篤さがもたらす許す心です。許すことが出来れば、許される方にも許す方にも心の平穏がもたらされます。幸せになるためのヒントを教えて頂いた気がしました。

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人が足を踏み入れていない山が多くあるブータン
未確認生物の目撃情報も!

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