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第1433回
奈良・春日大社とイースター島 神秘のつながり

2017年5月20日 夜9時〜

イースター島での取材は?

イースター島というと、モアイが有名ですよね。不思議な石像で巨大なお地蔵様のようにもちょっと見えますね(笑)。周囲60kmの小さなイースター島に、このモアイはおよそ1000体あります。今回はその中でもイースター島の特別なモアイがある場所に案内して頂くことが出来ました。というのも1960年のチリ地震で倒れた一番有名なモアイの再建を、29年前の「世界ふしぎ発見!」が呼びかけて実現した経緯があるんです。

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いつも目の前にある村を見守っているというモアイ

ただこの取材でまず思ったのが「イースター島はやっぱり遠い!」ということ(笑)。行き方は2通りあって、大まかには飛行機でタヒチまで下りて、横に飛ぶルートと、アメリカ経由でチリのサンチャゴから入るルート。タヒチ経由はイースター島へ行く便が週に数便しかありません。アメリカ経由は3回飛行機に乗って、もちろんトランジットもあるので今回も帰るのに3日間。飛行時間だけでも27〜28時間あってかなりボロボロに…(笑)。でも29年前は往復で1週間はかかっていました!

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どこからアクセスしてもやっぱり遠いイースター島
そんな場所と奈良・春日大社が繋がる発見とは?

見どころは?

今回の取材の中で、春日大社の石灯籠の修復や保護、制作をされていて、29年前のモアイの修復にも関わられた石工の方から、面白いお話をお聞きしました。
木の文化と石の文化があったら、木で作られた物は朽ちたり燃えたりして、石の物より寿命が短いように思えますよね。でも実際は、石は凍って膨張すると割れることもあるから、伸縮する木の方が残るそうです。日本の場合は四季があって乾燥や雨など湿度の変化が起きるため、より適した木の文化圏になっていったのですって。だから本来は石より木の方が耐久性は高いけれど、中にはエジプトのピラミッドのように、気候条件によっては石の文化が残っていくケースもあるのだそうです。

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ただ石や木というのは自然のもので、地球の子供のような感じでどこにでも変わらずに存在するものですよね。そこに着目して、古くから神様が祀られてきた春日大社と、モアイが残されたイースター島を一緒に見ていくと…、今の世界とはまた違う側面が浮かび上がってくるかもしれません。とても離れた場所で、気候風土の違いがあるけれど、でも何か通じる部分が見えてきたり、面白い発見があったり!遠い場所が、ぐっと身近に感じられるのでは?

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「こちらを見ればあちらがみえるし、あちらを見ればこちらが
見えるという面白さがあると思います!」(竹内さん)

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