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第1426回
日本×イタリア
屋根が繋ぐ世界遺産

2017年2月25日 夜9時〜

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鉢嶺 杏奈(はちみね あんな)

1989年7月19日生まれ。趣味は散歩、特技はダンス。女優としてテレビ、ラジオ、舞台、CMなどで幅広く活躍中。ミステリーハンターは今回で16回目(スペシャルの回は含まず)。

次回「世界ふしぎ発見!」の舞台は、日本そして南イタリア。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような雰囲気が魅力の人気世界遺産、白川郷とアルベロベッロをミステリーハンターの鉢嶺杏奈さんがレポートします。共に独特の屋根が印象的な住居が有名ですが、知られざる共通点がたくさんあるというのです。鉢嶺さんに、現地で感じたことを教えて頂きました。

必見!滅多に見られないアルベロベッロの雪景色

アルベロベッロの一番の印象は寒かったことです(笑)!たまたま取材に行った時に大寒波が来たのです。南イタリアですから、雪が降ることは殆どないそうですし、積もることなど滅多にないそうなのですが、着いた時は一面の銀世界でした。私もそんな状況を想像していなかっただけに一層寒く感じてしまったのかもしれません。とんがり屋根の家が、まるで‘かまくら’のようでした(笑)。なかなか見られない光景ですので、これは見所のひとつだと思います!

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「雪が少し溶けて、屋根が見えるようになると
白と黒のコントラストがミルフィーユみたいでした
その光景もまたきれいで可愛かったです」(鉢嶺さん)

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「とんがり屋根の家は、外観も可愛いですが
中も素敵でした」(鉢嶺さん)

とんがり屋根の秘密を探る!

アルベロベッロのとんがり屋根は、可愛い家を作ろうとデザインして出来たものではありません。その土地の環境で暮らしやすくするために、その土地にあるものを使ってできたものが、結果として可愛いとんがり屋根のトゥルッリになったのです。昔の人の知恵は素晴らしいと感じました。それはトゥルッリの中に入るととてもよくわかります。建物の構造上、大きな窓は付けられないのですが、壁が白いので光が反射して部屋が明るくなるようになっていますし、白い壁は部屋が広くなく、天井もそれほど高くなくても圧迫感がありません。独特の家の形にはちゃんと意味があるというのが、今回の番組のテーマですが、外から見ただけではわからないとんがり屋根の家の素晴らしさをご紹介できると思います。

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郷土料理を振舞って頂いたアンナ・マリアさん
「同じ名前でとても親しみを感じましたし
お話も印象的でした。お料理も美味しかったです!」(鉢嶺さん)

それでも、扉は私の身長でも腰を屈めないと入れないほど小さいですし、現代はもっと快適な住まいがたくさんありますから、郷土料理をご馳走してもらったアンナさんに、引っ越したいと思ったことはないですか?と尋ねたんです。すると「ずっと住んでいるここが一番快適なの」とおっしゃっていました。必ずしも快適イコール便利ではないのだと気付かされました。もっと便利にと生まれた物がいつのまにか消えていくこともあり、一方でずっと変わらないのに残っていくものもある。残っていくものには、それだけ人の想いが強く関わっているのかもしれないと感じました。

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真っ白なトゥルッリが夜には
鮮やかなライトアップでまた違ったイメージに

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