2017年1月14日 夜9時〜
アフガニスタン在住の日本人ジャーナリストの安井浩美さんの協力を得て、2001年にタリバンに爆破された、バーミヤンの大仏の様子をご紹介します。「世界ふしぎ発見!」では、日本に仏教が伝わった道でもあるシルクロードの代表的な遺跡をご紹介してきましたが、内戦が続くアフガニスタンでの撮影は今回が初めてなんです。
現地の安井さんとスカイプでお話をする中で、まだ危険な地域でかなり警戒が必要だそうですが、撮影中は特に混乱は無かったそうです。なかなか行けない場所ですし、バーミヤンの遺跡が今どうなっているのかを見られるのは本当に貴重だと思います。
また「シルクロードということで、日本とアフガニスタンに共通してあるものはありますか?」とお聞きすると、「こたつがあります」という答えが!?詳しくは番組でご紹介しますが、私たちと同じようにあの心地良さが好まれているのかな?と想像すると面白かったり、シルクロードのイメージが膨らんだりしました。
崖を利用して大仏や1000もの石窟が彫られているバーミヤンの遺跡
さらに、新たに発掘された巨大仏教遺跡の様子もレポート!
東京芸術大学で、破壊されたバーミヤンの壁画を再現する試みを取材しました。再現と聞いて、初めは絵など平面で再現されるものかと思っていましたが…、実際は私の想像を遥かに超えた複製画作りが進んでいました!科学的な検査でも、元の壁画との違いが見つけられない程の精密さで、素人目にはもう何をもって本物?再現?と思うレベルです。触っても壁の感触で、すごい時代になったなー!と益々ビックリ。これだけの復元技術が今後、他の遺跡にも活用されたらと思うとワクワクしてきました。またその技術によって、実は色んな可能性が見えてくるんです!
「再現した作品を、これはどんどん触っていいんだよ!と言われて
新しい芸術の楽しみ方でもあるなと思いました」(中田さん)
そのスケールの大きさや、こんなに細かい部分まで残っているの?と驚いたメソポタミア文明の遺跡はもちろんですが、イランの町の様子も発見でした。初めての中東で少し不安もありましたが、イメージとは違って中心地は都会で賑やか!町の人も日本から来たと言うと、「日本?日本からようこそ!」とウェルカムな感じで、日本語を勉強しているという女の子とも出会いました。ナッツやドライフルーツなどが売られている市場へ行っても、色んな種類があって、買いに来た人がたくさんのケースから試食していて、というより普通に食べているような感じで(笑)、楽しさや活気がありますね。今まであまり知ろうとしていなかったけれど、行ってみると全く印象が違うなと、あらためて気づいた旅でした。
水タバコにも挑戦!
「人生初のタバコでしたが、色々なフレーバーから選んだリンゴは
少し吸っただけで爽やかなすごくいい香りが!」(中田さん)
ピラミッドなどと共に「世界の七不思議」に数えられていた
メソポタミア文明の最も有名な発掘品もレポートします!