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第1408回
青の淑女と赤の女王
ペルー 謎の古代帝国ワリ

2016年9月17日 夜9時〜

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比嘉 バービィ(ひが ばーびぃ)

ペルーで生まれ、5歳より日本で暮らす。モデルとして数々のファッション誌や広告、CMなどで活躍し、現在は英語とスペイン語を活かしてレポーターやMCアシスタント、またバラエティ番組などで幅広く活動している。特技は、ダンス、ピアノ、バレーボール。
公式ブログは「Dulce Barby」。
ミステリーハンターは今回で10回目(スペシャルの回は含まず)。

精巧な石積みの建造物、整備された段々畑などに代表される高度な技術を持った文明として知られているインカ帝国。長い間ペルー唯一の古代帝国だと考えられてきましたが、近年インカ以前にも高度な技術と強大な力を持った帝国の存在が明らかになってきました。インカ以前にペルーで繁栄していた古代帝国ワリとは?担当ディレクターにその魅力と番組の見所を教えてもらいました。

これまでのペルー古代史を覆した
謎の帝国ワリとは?

今回の番組でご紹介するワリは、インカ以前のペルーで独自の文化を築いた人たちで、プレインカと言われている文化のひとつです。これまでいくつかのプレインカの存在が明らかになっていますが、なかでもワリは近年最も注目されている文化です。というのも、インカはペルーにおいて唯一の古代帝国だと考えられていたのですが、そうではなくワリも強大な帝国だったということが明らかになってきたからです。

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ペルーの首都リマにあるワカ・プクヤーナ遺跡
番組で何度も紹介してきたこの遺跡から…

さらに興味深いのは、30年ほど前までワリは、ペルーの古代史において影響力をもった勢力だとは考えられていなかったことです。プレインカには様々な文化を持つ民族がいますが、その中でも小さな目立たない存在だと思われていたのです。ですが、長年の研究成果と近年の相次ぐ発見により、これまでの定説が次々と覆されました。ワリは少数の集団どころか、帝国を築くほど大きな勢力だったことが分かってきたのです。

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ワカ・プクヤーナ遺跡内のレストランで
今回のペルー取材は比嘉さんにとって4年半ぶりの里帰り
親族の方たちとの再会の模様もお伝えします!

歴史を覆す発見があった遺跡のひとつが、ワカ・プクヤーナです。実はこの遺跡、「世界ふしぎ発見!」では何度も取材をしているのです。この遺跡はリマにあり、プレインカの遺跡としてはもちろん、都市の中に聳える遺跡としても紹介してきました。そして今回の取材では、調査中の発掘現場、そして2008年に発見されたワリの時代のものと思われる女性の遺骨を見せて頂くことができました。といっても遺骨だけではありませんよ(笑)。歴史を覆した見事な装飾品も間近で撮影できました。私自身、ワカ・プクヤーナ遺跡からこんなにも素晴しいものが出てくるなんて!と感激しました。

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2008年に発見された女性の遺骨
この遺骨には驚きの装飾品が付けられていた!

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