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第1394回
ご利益MAX!行くなら今だ!
四国お遍路入門

2016年5月14日 夜9時〜

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出水 麻衣(でみず まい)

東京都出身。2006年TBSに入社し、アナウンサーとして「筑紫哲也NEWS23」など数々の人気番組を担当。また得意な英語を活かした海外取材やインタビューも多く担当している。 オフィシャルブログは「MAI・MY BLOG」ミステリーハンターは今回で4回目。

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副島 淳(そえじま じゅん)

東京都出身。俳優として数々のドラマや映画に出演。趣味は、バスケットボール、映画・舞台鑑賞、スポーツ観戦、温泉。大好物はラーメン。ミステリーハンターは今回で2回目。

弘法大師・空海の修行の道を辿るお遍路。1200年の歴史があり、毎年およそ20万人もの人が訪れるという日本を代表する巡礼の道です。次回「世界ふしぎ発見!」では、ミステリーハンターの出水麻衣さんと副島淳さんが、お遍路に挑戦します。まずは3回に渡って四国を訪れ、お遍路の魅力、そして四国の見所をレポートしてきた出水麻衣さんにお話を伺いましょう。

体験したことのない人必見!お遍路入門
閏年の今年は最大のご利益がある「逆打ち」でお遍路

私は1月、3月、4月に四国へ行き、札所をそれぞれ数か所ずつ回ってきました。このように何ヶ所か回って一度戻り、また四国へ来るという巡礼の仕方を、「区切り打ち」と言うそうです。お遍路でお会いした方にお話を伺うと、5年、10年かけて88ヶ所の札所をすべて巡礼する結願(けちがん)をしたという方も少なくありません。また閏年の今年は、88番札所のある香川から巡礼をスタートする「逆打ち」という回り方をすると最大のご利益が期待できると言われているので、今回は逆打ちでお遍路をしてきました。私も今回初めて知ったのですが、逆打ちはまだそれほど一般的に知られていないようです。ご利益MAXというのは魅力的ですし、今年はさらに丙申の閏年という60年に1度のチャンスですから、番組を通して多くのみなさんに知って頂き、お遍路挑戦への後押しになったら嬉しいです。

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岩壁に建つ45番札所の岩屋寺
出水さんのお遍路は冬からスタート!

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「雪を被ったお地蔵さまたちのお姿は
忘れられない光景のひとつです」(出水さん)

そして実際にお遍路を体験して感じたのは、私自身少しお遍路に対して堅苦しく考え過ぎていたな、ということです。観光バスに乗って来るツアーのお遍路さんもいますし、書店に行くとガイドブックもたくさんあります。私はハードカバーの専門書のようなものイメージしていたのですが(笑)、一般的な観光ガイドと同じようなカジュアルなタイプで。四国の方たちにお話を伺っても、観光を楽しみながら札所にも立ち寄って欲しいという声が多く、お遍路とは本当に誰もが体験できる巡礼なのだと実感しました。外国人の方たちも年々増えているそうで、私が最初にお会いした外国人お遍路さんは何と南アフリカからいらした方でした。誰でも分け隔てなく受け入れるというその懐の深さは、お遍路が1200年という長きに渡って途絶えることなく続いてきた理由のひとつかもしれませんね。

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巡礼をサポートしてくださった
先達(せんだつ)の立町(たてちょう)さん
先達とは巡礼4回以上の経験をもち
四国霊場会から認定を受けたベテラン

またお遍路は、四国の自然と巡礼地に根付くおもてなしの心「お接待」に触れられることも魅力です。それぞれの地域には美味しい名産があって、温泉もあります。お遍路は巡礼ですが、旅をしてリフレッシュするのと同じように心と身体がリセットされていく感じがありました。別に心が疲れ果てていた訳じゃないのですが(笑)、どこへ行っても温かいお接待を受けていると心が癒されていきましたし、自然と自分も思いやりの心をもって他人と接したいという気持ちになっていきました。今回同じくレポートをした副島さんと取材後にお話をしたときに、お遍路の最大の魅力はやっぱり出会いだよね、とお互いに感じたことが一致しました。

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弘法大師の像とゆかりの巨木
「宗教的な知識や意識がほとんどない状態で
お遍路をしていましたが、自然とそういった
心持ちになってくるからふしぎですね
行く先々で聞く空海伝説も面白かったです」(出水さん)

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