2016年4月23日 夜9時〜
厳しい極限の環境だからこそ生まれた絶景。今回番組でご紹介した、メキシコのピナカテ自然保護区の観光についてミステリーハンターの大杉亜依里さんと担当ディレクターに教えてもらいました。
ピナカテ自然保護区観光の拠点となる
プエルト・ペニャスコはアメリカ人が多く訪れるリゾート
特産のカキは「身はそれほど大きくないのですが
味は濃厚で美味しかったです!」(大杉さん)
ピナカテ自然保護区は、年間200万人もの観光客が訪れるメキシコのビーチリゾート、プエルト・ペニャスコから車で一時間くらいの所にあります。特にガイドが同行する観光ツアーはありませんので個人で観光することになります。ビジターセンターへ行き、入園料を払えば自由に回ることができます。ビューポイントを回る順路を示した地図がありますのでそれを参考にするとよいと思います。主な見所は車でだいたい4時間くらいで巡ることが可能です。乾燥地帯で道も舗装されていませんので現地では四輪駆動の車を勧められました。さらにデスバレー同様、厳しい環境であることには変わらず、飲み水・帽子・サングラスの準備はとても大切だと思います(担当ディレクター)。
1984年にビーチに打ち上がった
巨大なナガスクジラの骨
背の高いサボテンがにょきにょきと生えた荒野、真っ白でサラサラの砂の海が続く砂丘、大きくて深いクレーター、真っ黒な溶岩が大地を覆う火山地帯などさまざまな絶景が比較的狭いエリアに集まっているのがピナカテ自然保護区です。私にとっては初めて見る光景もあり、とても面白く楽しかったです。ただ動物を見つけるのには苦労しました。一生懸命探したのですが簡単には遭遇できませんでした。でも地面を見ると大小たくさんの穴が開いているのです。サボテンにも穴がありましたね。爬虫類、小型哺乳類、鳥などの小動物たちが、暑さや天敵から身を守るための穴だそうです。日中の限られた時間の中で珍しい生き物に遭遇できたらラッキーですが、動物たちの痕跡を見つけるのもけっこう面白いですよ(大杉さん)。
「取材中はほとんど観光客の方には
会いませんでした。ピナカテ自然保護区は
まだ世界遺産の穴場ですね!」(大杉さん)