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第1384回
移転まで二六八日
築地春夏秋冬完結編

2016年2月13日 夜9時〜

青森ではアンコウ漁をレポート
そして産地ならではの意外な食べ方とは?

まるで妖怪みたいな姿をしたアンコウですが、お鍋にすると本当に美味しいですよね。最初に食べた人は偉い!と思う食べ物のひとつではないでしょうか(笑)。ぶよぶよした身はまな板で捌きにくいので、吊るして捌いていくのですが、その繊細な包丁捌きは本当にお見事でした。吊したアンコウが骨だけになってしまうのです。そして食べられるところはすべて頂くというのは、素晴しいことだと思いました。しかもできるだけ美味しくと日本人は追求してきて、食に関わるさまざまな技術を高めてきたのだと取材を通して感じました。

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「酒の肴として人気のアン肝はアンコウの大きさに
比例していないそうです。ですから捌いてみないと
肝の大きさはわからないと教えて頂きました」(白石さん)

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一見グロテスクなアンコウですが
職人の方が捌けば全ての部位が美味しい素材に

青森の風間浦村ではアンコウ漁も体験しました。これまで深海魚漁、アナゴ漁とあまり体験できない漁に同行させて頂きましたが、またひとつその貴重な体験が増えました(笑)。そして鮮度のいいアンコウはお刺身で食べられるということで、アンコウのうす造りを頂きました。上品な味で白身魚特有の歯ごたえもあり、今まで食べたアンコウとは違う美味しさがあると知りました。皮もイケます!プルンとしていて口の中で溶けていく感じです。アン肝をのせた軍艦巻きだったのですが、その組み合わせがまた最高でした。アン肝のコクとマッチしてお醤油がいらないと思うほどでした。アンコウを生で食べるには、水揚げしてから1日水槽で泳がせてストレスを軽減させているそうです。水揚げしてすぐが一番美味しいという訳ではないのですね。

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アンコウ漁でいざ真冬の津軽海峡へ!

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産地だからこそできるアンコウのお刺身
そして皮とアン肝の軍艦巻き

また今回の取材では、築地市場が豊洲に移転してから取り壊されてしまう市場の施設についてもレポートしています。一般の方は入れないエリアの建物のデザイン、その歴史などは見所のひとつだと思います。長年市場の代名詞だった「築地」がなくなることは寂しいですが、建設当時のエピソードを知ると、新しい豊洲に期待する気持ちも湧いてきます。新しい市場も、きっと世界一の市場を目指して多くの技術者の方たちが建設に携わっていると思いますし、魚河岸の方たちにはよーいドンと走る前に力を溜めているような雰囲気を感じました。

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