2016年1月23日 夜9時〜
アメリカ・スミソニアン博物館発の謎に迫るのは、ミステリーハンター・野々すみ花さん。人々を惹きつけてきた古代マヤ文明の水晶ドクロをレポート!
古代マヤの研究を長年続けてこられた考古学者の方が、世界に十数個あって各博物館に収蔵されている水晶ドクロは、古代マヤの遺物ではないというレポートを発表されたんです。ずっと議論の的になってきた遺物だったので、世界に衝撃を与える結論でした。でもそうなると、水晶ドクロは一体いつ、誰が、どんな目的で作ったのか、その真実を知りたくなりますよね…?
1992年にアメリカ・ワシントンのスミソニアン博物館に
匿名で寄贈された水晶ドクロと考古学者のジェーン・ウォルシュ博士
謎を追って向かったのは、ドイツのある町です。宝石加工の町だと聞いていましたが、実際に行ってみると町中にあまり人がいなくて、ちょっとびっくりしました。クリスマスシーズンだったので、その飾りを売るお店や屋台は出ていましたが、派手さはなく本当に静かなところなんです。でも撮影のため一軒のお宅を訪ねると、外とは対照的に、温かい空気が家中に満ちていて、昼食の時間だったからソーセージのいい香りがして、家族団らんがあって…。水晶ドクロのミステリーに迫るには、ちょっと意外な町の表情がまず面白かったです!
宝石加工の高い技術を身につけた、ドイツ伝統の職人さんたちがいるこの町でも、特に優れた技を持つ方の工房を訪ねた時ですね。これはすごかったです。宝石というと、私はどんなに小さくても「わっ、宝石!」となりますが(笑)、その工房はもう別世界でした。ルビーがトラックの荷台に詰め込まれた作品があったり、色んな宝石が散りばめられたパフェがあったり!目の前にあっても「これは本当!?」と、信じられない段階にまで達していました…(笑)。ところがそれ程の作品を制作される職人さんにお話を伺うと、「僕の仕事は宝石を使って愛と夢、希望を届けることだけなんだよ」
と仰って、その高い技術について色々語られることはないんです。
優れた技を持つ職人のマンフレ・ヴィルドさんと
その遊び心にも精巧さにも驚かされるジュエリーが登場!
博物館は、地球の歴史と人類の英知が詰め込まれた場所で、私たちはその展示物を受け身で見てきましたが、そんな常識が覆されるような博物館の進化もレポートします。技術の進歩によって、楽しみ方が様々に広がっているんです。でもその一方で、水晶ドクロのように謎が解き明かされなかったからこそ、よりミステリアスで私たちを強く魅了してきたものも…。今回は博物館の持つ面白さ、そして今後の楽しみも膨らんでいくと思います!
いよいよ明らかになる水晶ドクロの謎
それを解き明かす鍵はミクロの世界を覗ける最先端技術!
そして見えてくる意外な真実とは…!