2016年1月23日 夜9時〜
フランスのルーブル美術館発の謎を解くために南アフリカ共和国へ向かったミステリーハンターの比嘉バービィさん。私たちにとって最も親しみのある動物のひとつ、ネコにまつわるミステリーをレポートしてくれました。
ルーブル美術館のネコの女神バステトは
およそ2500年前の古代エジプトでつくられたもの
バステトは家庭の守護神として崇められていた
私が今回取材をしてきたのは、世界中で飼われているイエネコのルーツです。そしてイエネコのルーツと深く関わっているのが、ルーブル美術館のバステトなのです。バステトはとても印象的でした。それほど大きくはないのですが、とてもインパクトがありました。取材を終えた今思い起こしても、あの像はネコのすべての魅力を表現していると感じます。とても愛らしいのですが、惹き込まれてしまうような神秘的で崇高な雰囲気がありました。神様の像は実物をデフォルメしたものが多いですが、バステトはとてもリアルなのです。古代エジプトの人たちは本当にネコを愛し、よく知っていたのだと思いました。
各国から訪れる観光客に大人気のサファリツアー
繁みにゾウを発見して大興奮!
そしてバステトにはモデルになったリビアヤマネコというネコがいて、 今も数多く生息している南アフリカまで行ってきました。さまざまな野生動物に遭遇できて、毎日が興奮の連続でした。でも肝心のリビアヤマネコにはなかなか会えなかったのです。ですから多くの方にご協力頂いて、やっと遭遇できたときには本当に嬉しかったです。特に夜中に超高感度カメラを通してスラリと長い足を見た時には、おお〜っ!バステト!と感激しました。
夜行性のリビアヤマネコが活動する瞬間を
捉えるために深夜の撮影を敢行!
闇の中で頼りになるのは超高感度カメラ
アフリカに生息しているリビアヤマネコ、古代エジプトで崇められ愛されていたネコ、そして私たちが日常でよく見るネコとの関係を、DNA解析で分かった結果をもとにレポートしてきました。そして思うのは、今も遥か昔も人がネコに対して感じる想いは同じだなということ。またリビアヤマネコがいかに他のネコとは違う特別なネコだったのかを知り本当に驚きましたし、面白かったです。改めてネコの魅力をたくさん発見できました。実はイヌ好きだった私ですが、取材を終えてネコを飼ってみたいと思い始めました(笑)。
美しくカッコイイ動物の代名詞チーター
「この後、何度もチーターに触れたことを
思い出しては浸っていました」(比嘉さん)