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第1370回
シベリア奥地の青い真珠 バイカル湖ミステリー

2015年9月26日 夜9時〜

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出水 麻衣(でみず まい)

東京都出身。2006年TBSに入社し、アナウンサーとして「筑紫哲也NEWS23」など数々の人気番組を担当。オリンピックや世界陸上など国際大会では得意な英語を活かし海外での取材やインタビューもしている。TBS有料コンテンツ「女子アナウンス部御中」では、自身の心に残った英語のワンフレーズを紹介している。
オフィシャルブログは「MAI・MY BLOG」
ミステリーハンターは今回で3回目。

次回「世界ふしぎ発見!」の舞台はシベリア奥地にあるバイカル湖。水深、透明度、貯水量、古さで世界一のタイトルをもつバイカル湖には、1000以上の固有種が生息し、現在もさまざまな発見があると言います。そんなふしぎの宝庫バイカル湖を取材したミステリーハンターの出水麻衣さんにお話を伺いました。

4つも世界一のタイトルをもち
‘シベリアの青い真珠’と称えられるバイカル湖

バイカル湖は、名称は聞いたことがあっても、どんな湖なのか具体的なイメージは浮かばないという方が多いのではないでしょうか。私も友人に「どこ?」と聞かれました(笑)。でも実はそれほど日本から遠くはないのです。私たちは、韓国のインチョンで乗り継ぎをして、ロシアのイルクーツクへ向かったのですが、乗り継ぎ時間を除けばフライト時間は6時間くらいだったと思います。オリンピックと世界陸上の取材の時に行ったソチやモスクワよりずっと近いと感じました。

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イルクーツクの街はヨーロッパの雰囲気が漂い
19世紀帝政ロシア時代に建てられた歴史ある建築物も多い
文豪チェーホフはイルクーツクを「シベリアのパリ」と呼んだ

イルクーツクからは車で1時間くらいでバイカル湖に着きました。湖畔はとても静かで、湖面も穏やか、そして神々しく神秘的な印象を受けました。ただバイカル湖を目の前にすると、あまりにも大きい湖なので海にいるような気になってしまうのです。対岸は見えませんし、湖に浮かぶ島へ行った時も片道6時間以上かかりましたから。湖を船で走っている時にも、水平線を眺めスタッフの方たちと「このスケールは海だよね」と言っていました。湖だと実感するのは、鼻をクンクンさせてみると磯の香りがしない、湖水を舐めてみるとしょっぱくなかった時くらいですね(笑)。

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バイカル湖では8月の半ばから9月にかけての
季節の変わり目には霧が多く発生する

バイカル湖には、1000種以上の固有種が生息しています。一般的な湖とは成り立ちが異なるバイカル湖では、生き物たちが独自の進化を遂げてきたからです。私たちは、現地の言葉でネルパと呼ばれるバイカルアザラシを探しに行きました。このアザラシが、本当に可愛い!見ていて飽きなかったですね。その愛らしい容姿、大きな目と太っちょな体も、実は生息環境によって進化したものなのです。全長が東京・青森間に匹敵するほど長い形、地球上の5分の1の淡水を保有する貯水量などバイカル湖ならではの特徴はどれも興味深いものでした。

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バイカルアザラシがよく集まるという湖の中部にある島へ
野生のバイカルアザラシはとても警戒心が強い

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バイカル湖博物館で飼育されているバイカルアザラシ
「バイカルアザラシの可愛さは
見所のひとつだと思います!」(出水さん)

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