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第1365回
ベトナム アジアでもっとも美しい夏

2015年8月8日 夜9時〜

ここではレポート中の裏話を、ミステリーハンター・鉢嶺杏奈さんにお聞きしました。辺り一面の蓮の花や、今注目のビーチリゾート、山岳地帯の棚田や藍染の民族衣装など、美しいベトナムの夏を紹介してくれた鉢嶺さんでしたが…!?

竹籠の船を作る取材で、レポート界のレジェンドに!?

昔から竹を生活に活かしてきたベトナムでは、漁でも大きな竹籠の船が使われてきました。この取材について私が事前に聞いていたのは、伝統的な竹籠の船を作られている職人さんをレポートすること。だから私自身が作業を行うことはないと思っていたんです。体験レポートの場合は、いつも髪をまとめていくけれど、それもせずに職人さんのもとを訪ねました。

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竹籠の船作りではまず大きな籠を編んだ上に、自然素材の物を塗り重ねて防水することをお聞きしました。その防水素材のひとつが樹液、そしてもうひとつが「これだよ」と、バケツが目の前に!?「何ですかこ…」、と最後まで言い終わらないうちに、もう臭いんです!?本当にかなり臭うんですが、でも初めはそれが自分の想像するものだとは、どうしても思いたくなくて…(笑)。「こ、これはきっと、発酵させた何かだ!」と勝手に解釈しました。その時点でなぜかスタッフさんはいつもより離れた場所に…?そして、「じゃあ鉢嶺さんやってみようか?」という声が…!
その後、バケツの中身がやっぱり牛糞だと確認してからも、実は軽く現実逃避していました…。バケツの中の手が、生温かい感触と重量を感じても「これをフンと思わないようにしよう」と、自分に言い聞かせていましたから(笑)。
またお手伝いをさせて頂くうちに、段々と本気になっていって、しかも竹籠の船作りを見せてくれたのは腰の曲がったおじいちゃんだったので、結局、船丸ごと全部に塗らせて頂きました!

(イメージ)

取材の後は、真っ黄色になった手が臭うので、コップも持てず飲食は全て左手を使うことに。何十回も手を洗ったり、かんきつ類をすりこんだりして、臭いは2日ほどで取れたような…?でも、もしかしたら鼻が慣れただけかもしれないと思って、撮影の時に私を遠巻きに見ていたスタッフさんに、手の臭いを嗅がせ…、いえチェックをしてもらいました(笑)。
この職人さんは伝統的な竹籠の船を作り続けているので、ほかにも取材を受ける機会が何度かあったそうです。でも、「これまで色んな国から取材に来てくれたけど、フンを触ったのは君が初めてだ!」と最後に教えてくれました!

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