(毎週変わるイメージ画像)

(ひとしくん)

バックナンバー

毎週土曜日 よる9:00から放送

バックナンバー

第1360回
微笑みの国 タイに生きて

2015年6月20日 夜9時〜

イメージ

宮地 眞理子(みやち まりこ)

1978年2月27日生まれ。神奈川県出身。女優として映画、TVドラマ、舞台などに多数出演するほか、CM、雑誌等でも幅広く活躍。趣味はボディボードと映画鑑賞。「映画は本当に大好きですね」との言葉通り、映画雑誌に連載を持っていたこともあり、自身でも「RAILWAYS」('10年)、「誘拐ラプソディー」('10年)に出演。ドラマではTBS「温泉へGO!」('08)にレギュラー出演する。特技は、新日本舞踊、合気道。ミステリーハンターは今回で53回目(スペシャルの回は含まず)。

次回「世界ふしぎ発見!」の舞台はタイ。ミステリーハンターの宮地眞理子さんが訪ねたのは、タイ人でありながら日本料理を極めた伝説の料理人、クラシック音楽があまり根付いていない環境で演奏家を育成している日本人ピアニスト、そして山岳地帯の子どもたちのための学生寮を運営する日本人。日本とタイを結ぶ交流には、どんな友情物語があったのでしょうか。

微笑みの国タイでの
出会いが人生を変えた人たち

今回私たちが取材させて頂いた方たちは、それぞれの分野で先駆者として活躍をしていました。でもそれは必ずしもご自身が始めから望んでいたというわけではないのです。むしろ自分では想像もしていなかった人生を送ることになったという感じなのです。ですから出会いというか、縁が人生にもたらす影響の大きさを実感しました。そして取材を通してその素晴しさをみなさんに教えて頂いた気がします。

(イメージ)

チュンポンさんの料理は各国の要人に愛され
日本の外交を支えていた

出会いによって新しい人生の道が開け、それが称賛を受けるような仕事に繋がることもあります。でもそれ以上に、出会いこそかけがいのないものだと感じました。とても印象的だったのは、日本大使公邸で料理人をしていたチュンポンさんと、日本大使夫人だった丹波さんのお二人です。私はチュンポンさんにはタイで、丹波さんには日本でお話を伺ったのですが、お二人の絆の深さに感動しました。

(イメージ)

丹波夫人はチュンポンさんの出汁を丁寧にとった
お吸い物を飲んだとき「この人なら」と確信
大使公邸でのおもてなし料理は
大使夫人と料理人が相談し合って決めていく

丹波さんには、大使公邸で料理人がいかに重要かというお話を伺いました。そして激務をこなさなければならない料理人と良好な関係を保つことは、大使の方々が頭を悩ませることなのだそうです。でもチュンポンさんが料理人だった頃、自分にはそんな苦労が全くなかったと。チュンポンさんのことを語るとき丹波さんは時折言葉を詰まらせていました。そしてタイでチュンポンさんにお話を伺った時も全く同じだったのです。お互いのことを思い出すと胸がいっぱいになってしまうのですね。そしてお二人の口から出た、ただ感謝しかないという想いも同じでした。同志、家族、仕事のパートナー…お二人の関係を言葉にするにはどれも当てはまらないような気もするし、すべて当てはまる気もします。ただお互いに今も大切な人であること、そして深い絆で結ばれていることを感じました。

外部サイトへリンクします