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第1356回
アマゾン大紀行!
生命の源 水没ジャングルの謎

2015年5月23日 夜9時〜

ジャングルの奥地を楽しむことができる!
雨季限定のアマゾン観光

容易には人が入ることができないアマゾンの熱帯雨林ですが、アマゾン川が増水する時期には、観光が可能です。そんな雨季のアマゾンについて担当ディレクターに教えてもらいました。

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「ガイドの方たちの研ぎ澄まされた感覚は
本当に凄かったです。私には全く気付かない
わずかな痕跡、音、匂いを察知して
動物たちを発見するのです」(比嘉さん)

アマゾンの雨季は、12月から7月までの約半年です。観光に訪れる場合、雨の多い時期は避けたいと考えるのが普通ですが、雨季のアマゾンは希少な動物に遭遇できるかもしれない観光のベストシーズン。乾季には入ることが困難な奥地へ行くことができます。

(イメージ)

独自の進化を遂げたアマゾンの樹木は
半年間水に浸かっていても朽ちることない

番組でご紹介したように、ジャングルが水没し、カヌーでアマゾン奥地の探索ができるようになるのは、3月から7月。そして水没ジャングルは、単に奥地に入れるようになるだけではなく、動物の観察にも好都合なのです。乾季のジャングルでは、生い茂る草を掻き分けながら歩くため、どうしてもガサガサと音をたててしまい動物たちが逃げてしまいます。ですがカヌーなら静かに移動できるので、動物たちに気付かれにくいのです。また水位が高くなればなるほど木の上の方で生活しているサルなどの動物に近付けより迫力のある観察ができます。

雨季のアマゾンでは1日に1〜2時間の雨が降ります。この雨はとても激しく、落雷もあります。私たちの取材中には川に雷が落ちたこともありました。ですから雨が降っている時に屋外で行動することはできません。そうなるといつ雨が降るのか気になるところですが、実は現地では日本のようにきめ細やかな3時間毎の天気予報はありません(笑)。広大なアマゾンで局地的な雷雨を予測するのは難しいからです。でも現地の方は雲の様子を見て雨の予測ができるので予報がなくても困らないのです。

そして激しい雷雨が2時間くらい続いた翌日は、動物観察のチャンスです。今回撮影に成功した幻のサル、ウアカリは雨が降ると捕食ができないので、翌日晴れたときに活発に行動します。他の動物も同じように雨の後はお腹をすかせて森を動き回っていますので遭遇する確率が上がります。

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雨季の降水とアンデスの雪解け水によって
乾季と景観が一変するアマゾン

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