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第1354回
スコットランド 日本
琥珀色の夢

2015年5月9日 夜9時〜

ウイスキーの魅力を楽しめる
テイスティングをしてみましょう!

ウイスキーの持つ要素を最大限に楽しむことができるテイスティング。スコットランドのウイスキーツアー公認ガイドのミサコ・ウドさんにテイスティングを教えてもらった野々すみ花さんに、その方法を伺いました。少量のウイスキーをグラスに注ぎお試しください。長年飲んでいる銘柄のウイスキーにも新たな魅力を発見できるかもしれませんよ!

(イメージ)

「ウイスキーエクスペリエンス」の
スコッチウイスキーコレクション

私にとっては新鮮だったのですが、ウイスキーのテイスティングは、まず色を楽しむことから始まります。琥珀色と言われる色にも銘柄によって微妙な違いがあるからです。光にかざしたり、角度を変えたりしながらそのウイスキーの色を堪能します。

次にグラスを数回まわします。するとグラスの内側にウイスキーの輪ができ、ほどなくしてウイスキーの滴がグラスを伝って落ちていきます。このとき滴がスーッと落ちていくものは、あっさりタイプのウイスキー、ゆっくりと落ちていくものはオイリー。こうして飲む前にウイスキーのタイプを予測することもテイスティングの面白さのひとつなのです。

そして香りですが、ポイントは鼻の左右を別々に使うことと、いきなり近くから匂いを嗅ぐと鼻がアルコールの刺激を受けて微妙な香りがわからなくなってしまうので、最初は遠くから匂いを嗅ぐこと。まずは軽く肘を曲げるくらいの位置から、右そして左と匂いを感じてみてください。私も体験して驚いたのですが、鼻の左右で微妙に香りの感じ方が違うのです。それからグラスを鼻に近付けて右、左。これで鼻がアルコールの刺激にだいぶ慣れてきますので、今度はグラスの中に鼻を入れてウイスキーの特徴であり魅力でもある力強い香りを楽しみます。

香りの後は、いよいよ味です。ウイスキーをほんの少しだけ、お蕎麦をすするようにして口に含みます。すすると口の中の色々な部分にウイスキーが拡散しますが、そこがポイントなのです。ウイスキーが触れる部分によって味に微妙な違いがあるのです。私はその体験で一気にウイスキーに魅了されていきました(笑)。そしてすぐには飲み込まず、ウイスキーを噛むようにしてさらに味の変化を楽しみます。

でもこれで終わりではありません。ウイスキーが喉を通っていく感覚、そして後味の変化も大切な要素です。またストレートウイスキーに水を一滴たらして同じようにテイスティングをしてみてください。新しい発見や感動があります。
私はテイスティングをしてウイスキーには本当にたくさんの魅力と楽しむ要素があることを知りました。是非みなさんもお試しください!

(イメージ)

ミサコ・ウドさんおススメのパブで
「ミサコさんは、ウイスキーは子どものようなものとおっしゃっていました
だからどのウイスキーが一番好きかと聞かれても答えられないと(笑)」
(野々さん)

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