(毎週変わるイメージ画像)

(ひとしくん)

バックナンバー

毎週土曜日 よる9:00から放送

バックナンバー

第1354回
スコットランド 日本
琥珀色の夢

2015年5月9日 夜9時〜

イメージ

野々 すみ花(のの すみか)

1987年2月27日生まれ。京都府出身。宝塚歌劇団にてトップ娘役として多くの代表作に出演。2012年7月に宝塚歌劇団を退団。趣味は、映画・舞台鑑賞。特技は、バレエと日本舞踊。ミステリーハンターは今回で6回目。

次回「世界ふしぎ発見!」のテーマはウイスキー。国産ウイスキーに情熱を捧げた竹鶴政孝と妻リタをモデルにしたドラマ「マッサン」の影響で益々人気が高まっているお酒ですが、多くの人に愛される秘密とは?ウイスキーの本場スコットランドを訪れ、その伝統製法をレポートしたミステリーハンター野々すみ花さんにお話を伺いました。

美しくそして厳しい自然によって
育まれるスコッチウイスキー

私が初めてスコッチウイスキーを飲んだのは、昨年の「世界ふしぎ発見!」のロケでスコットランドに行った時でした。撮影終了の記念に空港でスタッフの方と本場のスコッチウイスキーを飲もうということになったのです。その時の印象は、ひと言でいうと強烈(笑)。ストレートだったこともあって、アルコールと独特な香りの強さに衝撃を受けた体験でした。ですからドラマ「マッサン」で、初めてウイスキーを飲んだ人たちが顔をしかめたり、「薬臭い」「煙臭い」と言った気持ちも理解できます。でも今回の番組の取材を終えて、今なら心からスモーキーなウイスキーが好きと言えます(笑)。

(イメージ)

バグパイプやキルトと同様に
ウイスキーはスコットランドの伝統文化

小さな島に8つの蒸溜所があるアイラ島は、シングルモルトの聖地と言われています。この島でとても印象的だったのが、めまぐるしく天気が変化することです。晴れたり曇ったり、雨や雹が降ったりということが数時間おきではなく、数分、いや、30秒の間にも変化が起こるのです。撮影中に虹が出てきたので、虹をバックに私が歩いているところを撮ろうということになったのですが、ちょうどその時寒かったので靴下をもう一枚履いていたら、その間に虹が消えてしまいました(笑)。そんなアイラ島の天候は私にとって驚きだったのですが、地元の方は「こんなの普通だよ」とおっしゃっていたのでそれがアイラ島の日常なのだと思います。竹鶴さんは「ウイスキーは風土そのもの」とおっしゃっていますが、この独特の風土がスコッチウイスキーそのものなんですね。それぞれ特徴があるスコッチウイスキーの秘密が分かったような気がしました。

(イメージ)

ウイスキー造りに欠かせない良質な水

アイラ島には、伝統的なウイスキーの製法が残されています。私もいくつかの作業を体験させて頂きましたが、どの作業も大変でした。気合いを入れて全力でやってもなかなかうまくいきませんでした(笑)。その道何十年の達人の方たちが作業をしているお姿を拝見すると難しくはないように見えますが、実際やってみると簡単にはできません。そして実際に体験させて頂いて感じたのは、ウイスキー造りは、過酷な自然と向き合っていく作業だということです。

(イメージ)

ウイスキーの香りに欠かせないピート(泥炭)
野々さんはピート掘りにも挑戦!

(イメージ)

ボウモア蒸溜所ではウイスキー造りの
さまざまな作業を体験した野々さん
その奮闘ぶりは必見!

外部サイトへリンクします