2015年1月17日 夜9時〜
■「中米コスタリカ白昼のウミガメ大産卵! 奇跡のリポートは出来るのか!?の巻」の
山崎理美さん
感動のシーンばかりを思い描いていましたが…、実際は人生ドラマを見るような気持ちにもなりました。中でも衝撃的だったのは、天敵のコンドルが産卵中のウミガメの後ろで、生みたての卵を集団でつついていたこと。切なかった…。でもこれが自然界なんですよね。その一方で、産卵と同時にウミガメの赤ちゃんの孵化にも立ち会えました!ひとつの穴からわらわらと出てくる赤ちゃんが、ゼンマイで動くオモチャの様ですごく可愛かったです!ただ産卵のために穴を掘っているウミガメの横を通ったばかりに、生き埋めになる赤ちゃんも…。私の中で「60歳までには達成しよう」思っていた夢が叶って、奇跡の産卵を見られた喜びと同時に、厳しさも知る体験になりました。
「アリバダを実際に見たり、地元の方とお話をしたりすると
日本でインターネットや本などで調べるだけでは
分からなかったこともたくさんありました!」(山崎さん)
ウミガメの産卵をレポートするために訪れたオスティオナルは、自然豊かな町でした。小さなお店が2、3軒ある以外は何もなくて、住民のほとんどはウミガメの卵を売ることで生計を立てているそうです。集団産卵のアリバダが終わると、砂浜は卵を取る人たちでいっぱいに。もちろんウミガメの生存に支障のない範囲内で行われているそうです。ウミガメは人々の生活も支えているのだなと、新たな発見でした。地元の方たちは、ウミガメを天敵のコンドルから守っていたし、人とウミガメが上手く共存するこのサイクルがこれからも保たれるといいなと思います。