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第1336回
フランス・ロワール渓谷
古城に秘められた物語

2014年11月8日 夜9時〜

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坂本 三佳(さかもと みか)

1980年9月13日生まれ。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、写真、ギター。特技はクラリネット演奏、日本舞踊 名取(花柳静清三)。女優として数々のCM、ドラマ、映画に出演。
オフィシャルウェブサイトは、「Mika Sakamoto -Around the World-」
ミステリーハンターは今回で76回目(スペシャルの回は含まず)。

フランス最長のロワール川。その川岸には美しい古城が100以上もあり、「フランスの庭」とも呼ばれています。現在は観光名所として賑わう古城に秘められたストーリーとは?ミステリーハンターの坂本三佳さんにお話を伺いました。

古城の数だけ秘話がある!
2つの庭園の美しさは女の意地!?
優美な城で繰り広げられた愛憎劇

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気球から眺めたロワール渓谷
「緑が多く心やすらぐ景観でした」(坂本さん)

「世界ふしぎ発見!」の取材でフランスは何度か訪れていますが、ロワール渓谷は初めてでした。パリからそんなに遠くないのに、のどかな雰囲気があり、ホッと気持ちが和らぐ所でしたね。気球に乗って空からロワール渓谷を1時間ほど眺めましたが、緑がとても多かったことが印象に残っています。そして自然豊かな大地に点々とお城がありました。

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16世紀から19世紀まで6人の女性が
城主だったシュノンソー城
歴代の城主の好みに改築されてきた

ロワール川の支流シェール川をまたぐように建っているシュノンソー城は、築かれた当初から美しいお城として知られていたそうです。今回さまざまなお城を見ましたが、シュノンソーは女性的なお城だと感じました。ゴージャスというより居心地のいい優雅な美しさ。でもこのお城にまつわる物語はちょっとドロドロなんです(笑)。国王より20歳も年上でありながら美貌と知性で王の愛を独占していた愛人と莫大な持参金を持って異国から来た王妃との確執、まさに大河ドラマのストーリーですよね(笑)。そして今もシュノンソーにはその愛憎を偲ばせるものが残っています。

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シュノンソー城を囲む庭園には国王アンリ2世の
愛人であり2代目城主だったディアーヌが造ったものと
3代目城主になった王妃カトリーヌが造ったものがある

シュノンソー城には国王アンリ2世の愛人ディアーヌ、そして王妃カトリーヌが造った庭園があります。ディアーヌの庭園は整然としていて、カトリーヌの庭園は乙女チック。その庭園を見ていると想像がふくらんできて面白かったですね。気が強そうな王妃カトリーヌだけど愛人のディアーヌをただひたすら憎んでいただけでなく彼女の行動からいろいろなことを学び吸収していたのでは?乗馬や猟が好きで男性的とも思えるディアーヌが美貌を保つために努力したのは、若い王妃に負けたくないからというより王に失礼のないよう美しさを保つことが自分の仕事だと思っていたのでは?私は庭園を眺めながらそんな想像を巡らせていました(笑)。

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