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第1332回
ミイラ!巨像!財宝!?
古代エジプト続々新発見

2014年10月11日 夜9時〜

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竹内 海南江(たけうち かなえ)

「世界ふしぎ発見!」で訪れた国は100ヶ国を突破!!104ヶ国に!!!
CM、文筆業またトラベルリュックや帽子のプロデュースなどでも活躍中。著書にエッセイ『おしりのしっぽ』『お姫様と山男』(集英社be文庫)、短編小説集『アフリカの女』(幻冬舎文庫)、中編小説『うたかたの月』(幻冬舎)、散文写真集「グリオの唄」(ブルースインターアクションズ)。
オフィシャルウェブサイトは「Kanana Kingdom」
ミステリーハンターは今回で268回目(スペシャルの回は含まず)。

ピラミッドを代表とする数々の精巧で美しい巨大建造物を築いた古代エジプト文明。時代や国を超えて多くの人を魅了してきた古代エジプトではどんな暮らしが営まれていたのか、最新技術によって詳細が明らかになっているといいます。ロンドンの大英博物館、そしてエジプトを取材してきたミステリーハンターの竹内海南江さんにお話を伺いました。

ミイラの解析から明らかになった
古代エジプトの人たちの生活

今ロンドンの大英博物館で開催されているミイラ展は、とても興味深く面白い展覧会でした。ミイラばかりの展覧会?と、ちょっと尻込みする方もいるかもしれませんが、展覧会のテーマは「古代の生活と新しい発見」。ミイラそのものを見せることが主題ではなく、ミイラの解析によって明らかになった古代エジプトの人たちの生活を紹介しています。実際に見てみると古代エジプトの人たちに共感したり、なるほどそういうことなのかと理解が深まることがたくさんありました。

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今回も考古学者の河江肖剰(ゆきのり)さんに
イギリスの大英博物館とエジプトのルクソールで
取材に同行して頂きました

そしてなぜ今ミイラ展なのかということですが、ひと言で言えば、ミイラの調査が最新技術により以前より簡単になったからなんです。これまでも考古学の現場ではさまざまな最新の技術が活躍してきましたが、近年は2次元だけでなく3次元、つまり3Dでのスキャニングが可能になり、ミイラの解析にも利用されているのです。ミイラは包帯がぐるぐる巻きになっていますが、それを取らなくても、どんな装飾品を身に付けているか、身に付けているものに書かれた文字、性別はもちろん年齢、さらに死因まである程度推定できるんです。これは画期的なことです。以前はミイラを傷めないよう慎重に包帯をほどき調査を行っていたので時間も手間もかかりました。そして最先端の技術では、調査における様々な問題を解決した上に、より詳細なことも分かるようになりました。その結果、古代エジプトの人たちの暮らし、つまり日々の生活がリアルに想像できるようになったわけです。

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どのようにしてミイラが
解析されているのかも注目です!

大英博物館は古代エジプトのミイラをたくさん所蔵しています。キュレーターの方が、これからミイラの解析がどんどん進んでいくだろうとおっしゃっていました。目がらんらんと輝いていましたね(笑)。今後も興味深い新事実や発見が出てくると思います。私たちも楽しみですね。
そして大英博物館のミイラ展は、展示の仕方も素晴しく印象的でした。ここでも3Dが活躍しているんです。解析をしたミイラの前に3D分析画像があり、どの部分からどんな事実が明らかになったのかとてもわかりやすい解説になっているのです。展覧会での3D映像による解説というのは21世紀のスタンダードになっていくと思いました。

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エジプトのルクソールには新名所も登場!

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