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第1328回
地球最後のフロンティア
真夏の深海ミステリー

2014年8月23日 夜9時〜

獲物をしとめるとき豹変する口に思わずぎょぎょ!
フクロウナギ

さかなクン:お次は深海魚、フクロウナギです。 白石さん:フクロウナギ、深海のウナギですか?さかなクン:大きく言うとウナギの仲間で、ウナギ目フクロウナギ科の魚です。このフクロウナギちゃん、ちょっと不思議な格好してます。そしてお口が最大の特徴なんですよ。 白石さん:へぇ、お口ですか?さかなクン:通常の姿では、口がどこにあるかもわかりにくいのですが、獲物をガブリとする時に激変するんです。その瞬間を描いてみました。見てくださいね。せーの。ぎょぎょぎょ!

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 白石さん:すごい!さかなクン:口がですね、ギョアーッ!と開くんですね。 白石さん:迫力ありますね!さかなクン:実はものすぎょく口が大きくてですね、しかもフクロウナギと言いますように、口をガバッと開けると、喉のあたりもまさに袋のように膨らんで、かなり大きな獲物でも食べることができるというわけですね。 白石さん:一度にたくさんの獲物をガバッと?さかなクン:そういうことですね。そしてフクロウナギの尻尾の先は光るということなんです。 白石さん:理由はあるのですか。さかなクン:はい。まだ謎だらけの魚ですが、おそらく尻尾をキラキラ、チラチラッと光らせて獲物の小魚などをおびき寄せるためだと言われています。そして寄ってきた魚をガバッと食べちゃうんですね。 白石さん:わぁ!さかなクン:深海はいつ食べ物にありつけるか分からない世界ですので、もう見つけたときには口をガバッと開けて、自分より大きな生き物でも食べちゃえってそんな食事の仕方をするんでしょうね。 白石さん:一気にいかないとね。次に食事にありつける時は、いつになるかわかりませんもんね。さかなクン:そういうことですね。ですから一回食べちゃえば、たぶん数日、あるいは数か月食べなくても大丈夫かも知れないですね。 白石さん:数か月も!?さかなクン:はい。深海は水の温度もとっても冷たいですので、生息する生き物の動きも通常はゆったりしていて省エネの暮らしをしてるんですね。積極的に食べもの探せー!探さなきゃ!というよりも、ほわーん、ほわーん、ピカピカ、ほわーんピカピカ、スーガブッ!そんな感じでしょうね。深海には光る生き物がたくさんいます。魚だけではなく、エビやイカ、クラゲの仲間にも、いわゆる発光生物が非常に多いんですね。フクロウナギのように、おそらくは獲物をおびき寄せるような、そんな光の使い方をするわけですね。 白石さん:へぇ。深海というと真っ暗なイメージしかなかったんですけど、実際見てみたら、けっこうきれいな世界かもしれないですね。生き物たちがキラキラと輝いていて。さかなクン:まさに白石さんのおっしゃる通りで、深海を研究されている先生方に伺うと、深海ではもう星のように発光生物がピカピカキラキラと輝いてるそうなんですよ。 白石さん:素敵ですね!見てみたいですね!さかなクン:見てみたいでぎょざいますね!

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