2014年6月7日 夜9時〜
トルコの人たちが日本に親しみを抱いてくれるきっかけとなったのが、明治時代に起きたエルトゥールル号の沈没事故です。トルコでは有名な話のようです。そして悲劇の事故としてだけでなく、日本人が船員たちを懸命に救助した出来事として受け止めてくれていることに感動しました。
エルトゥールル号の事故が起きた和歌山県の串本町で
「見ごろのチューリップが迎えてくれました」(比嘉さん)
そしてこのエルトゥールル号の発掘調査が近年行われていると知り驚きました。イスタンブールで、調査を始めたトゥファンさんにお会いしましたが、日本の若い人たちと一緒に作業をすることで若い世代の関心を高めたいとおっしゃっていたのが印象的です。私もエルトゥールル号が座礁した場所へ行きましたが、波が荒くて何かにつかまっていないと怖いくらいでした。いつも荒れているポイントだそうです。ですから調査も大変だと思いますが、トゥファンさんや串本町の方たちの熱い想いに触れ、みなさんの活動はきっとたくさんの人の共感を得られると感じました。
串本沖でエルトゥールル号の発掘をしているトゥファンさん
「和歌山ラブ、日本ラブの想いを
語ってくださいました(笑)」(比嘉さん)
ノアの箱舟が辿り着いた場所と言われるアララト山の麓
ここでも日本とトルコを繋ぐ出来事が
番組では、2011年にトルコで起きた大地震のときに尽力した日本人についてもレポートしています。これも日本とトルコを結ぶ出来事でした。番組を通して多くの人に知って頂きたいですね。取材をしていて日本にいい印象を持ってくれているトルコの人が多いことを実感するたび、ちょっと申し訳なさも感じたんです。日本ではここまでトルコに親近感を持っている人がどれくらいいるんだろうと。そしてトルコの人たちが日本を想ってくれているように、日本人もトルコに親しみを持つことができれば、両国はもっともっと素敵な関係になれると思いました。
「プライベートでも来てみたいです!」(比嘉さん)