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第1316回
インド マハラジャの秘密と偉大なるパワー

2014年5月17日 夜9時〜

鉢嶺さんも魅了されたマハラジャの愛したものとは?

美しいものは、人を惹きつけると実感した体験をしました。ひとつは、マハラジャが身に付けていた宝石を見せて頂いたときです。ダイアモンドは、ひとつでもきれいですが、それが数えきれないほどあるとそのキラキラに心持っていかれちゃいますね(笑)。億単位のジュエリーが次々出てきたときには、緊張感で心臓がバクバクしちゃいましたが、見ているとその輝きに魅了されていくんです。最初はここまで宝石だらけにしなくても…と思ったのですが、もっと美しくもっとゴージャスにと究極を求めていったマハラジャの気持ちが少しわかるような気がします。

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「付けさせて頂いたのですがズシリと重かったです」(鉢嶺さん)

そしてもうひとつがベンガルトラです。今は希少動物として大切に守られていますが、昔はマハラジャたちのハンティングで最大のターゲットだったそうです。そのベンガルトラとの遭遇を目指して、ランタンポール国立公園へ行きました。1週間ウォッチングに参加して見られたらラッキーと言われていましたが、私たちは超ラッキーで2日目に遭遇できたんです!それがまた衝撃的な体験でした。少し離れた所にいるベンガルトラを見たとき、一瞬にして胸が高鳴ってその美しさと堂々とした姿に魅了されてしまいました。歩いていると本当は何も聞こえないのですが効果音でズシン、ズシンと足音がしているような錯覚をしてしまうほど強烈なオーラがありました。襲ってくるわけじゃないのに怖くて、でもカッコ良くて美しい。映像とか、絵などではしょっちゅう見ているトラですが、初めてその魅力を実感しました。

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「レンジャーの方たちの鋭い観察力にも感動しました」(鉢嶺さん)

今なお敬愛され影響力をもつマハラジャたち

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マハラジャたちが愛用してきたローズオイル
昔と変わらない手作業でオイルを作る工場
鉢嶺さんもバラの収穫をお手伝い

取材ではマハラジャの末裔の方たちにもお会いできました。マハラジャの称号はもう廃止されていますが、街の人たちは今でも子孫の方をマハラジャと言い尊敬しています。実際にお会いしたみなさんは、街とそこに暮らす人のために、未来を見据えてさまざまな事業をなさっています。その半面、私が「宮殿をホテルにしてしまって残念ではないですか?」と聞くと、「私たち家族が住むには広すぎるでしょ」とごく普通の答えが返ってきてちょっと親近感も持てました(笑)。正直言うとマハラジャの末裔の方たちにお会いする前は、映画のイメージで市民が質素な暮らしをしているのにそんな事おかまいなしにゴージャスな暮らしをする王様みたいな印象も少しあったのですが、失礼いたしました申し訳わけありません(笑)。尊敬すべき立派なリーダーでした。

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現在は実業家として活躍しているマハラジャの末裔
ティッカ・シャトルジット・シンさん

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