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数々の恋愛映画や愛の唄の名作を生んできたフランス。愛の国のイメージがある一方で意外にも積極的に女性へアタックする男性はあまり多くないそうです。そんなフランスの恋愛事情とは？パリで若い世代の恋愛観や結婚観を取材してきたミステリーハンターの我妻三輪子さんにお話を伺いました。

フランスの人たちは結婚に消極的！？
出会いを求める男女の本音とは？

初めてのミステリーハンターで恋愛がテーマ、いきなり形のないものをレポートすることになりこれは大変だと思いました。私は普段、女友達とも恋愛の話をすることがあまりないので大丈夫かなと。フランスで取材をさせて頂いた方たちは、率直に自分の気持ちをお話してくださったので嬉しかったのですが、ガーンとくることもあってロケの1日目と2日目は知恵熱を出してしまいました（笑）。

パリのワインショップのオーナーが主催する合コンに参加させて頂いたときもみなさんの意見に正直タジタジでした。最初はみなさん真面目にテイスティングしていたのですが、私が今回の番組のテーマ上「結婚についてどう思いますか？」と質問を投げかけたら討論会みたいになってしまって（笑）。でもフランスの方たちの本音を聞けたのは良かったと思います。フランスでは事実婚が多いので、結婚観についてはかなり日本と違うと思いました。結婚というとパートナーと日常のさまざまなことを共にできるところに喜びや幸せがあると思うのですが、フランスでは自分も相手もそれぞれ好きなことをするというのがベストな関係だと思う人が多いようですね。私はごく自然に好きな人と一緒のお墓に入りたいと思うのですが、そういうセンチメンタルな感覚はあまりないようで「そんなこと全く思わない」と一蹴されてしまいました（笑）。

結婚観に関しては、日本とフランスは違うなと思いましたが、どっちがいい悪いということではないと思うんです。愛し合えるパートナーを求めているのは、日本もフランスも同じですし、それがなかなかままならないという現実も同じなのかもしれません。フランスというと恋愛映画のイメージが強く、愛の国だと勝手に思っていましたが、今回取材をして「あれは映画だから」というごく当たり前のツッコミを受けたような気がします。それでもやはり人はパートナーを求めてしまう、恋愛はまさにミステリーですね（笑）。