2013年11月30日 夜9時〜
丸木舟を使って外洋を航海していた縄文人。古代の航海技術を復興しようとハワイアンカヌーを制作中の日本ハワイアンカヌー協会のみなさんのもとを訪れ、カヌーに体験をした宮地さんにその時のお話を伺いました。
台風で打ち上げられた丸太から作られたというカヌー
出航前にはみんなでお祈り
西伊豆の松崎で見せて頂いたハワイアンカヌーは、シンプルでとても美しい舟でした。古代の舟だから素朴で原始的というわけではないんです。そして機能性も素晴しかったですね。運よく快晴の凪状態だったこともあると思いますが、乗っていて不安定さを感じることはありませんでした。
「外洋の航海は大変なことが多いと思いますが
今回の体験は何もかも快適で最高でした(笑)」(宮地さん)
しかももの凄い推進力があるんです。オールをひと掻きするごとに海面を滑るようにスーッと前へ進んでいきます。舟に座っていると海面と目線がとても近いのでそのスピードをダイレクトに感じられました。気持ちよかったですよ。
右側のアウトリガーは現在ハワイで制作中
双方が揃えば外洋への航海も可能に
海に出てから私はカヌーの素晴しさに感激していたのですが、ふと振り返ると岸が遠くにあって驚きました。本当にあっという間でしたね。日本ハワイアンカヌー協会のみなさんには、このカヌーでハワイまで渡るという夢を実現してほしいですし、きっと実現できると私も信じています。
伝説のサーファー、タイガー・エスペリの夢を引き継いだ
日本ハワイアンカヌー協会のみなさん
「このカヌーとみなさんの熱い想いがあれば
ハワイへの航海も夢じゃないと思います!」(宮地さん)