2013年7月6日 夜9時〜
番組でご紹介したシーンにまつわる取材エピソードを教えて頂いたグローバーさんのインタビュー後編をお楽しみください!
僕にコテカを貸してくれたディディムス君ですね。彼はダニの村を訪れたとき、最初にしかも彼の方から自己紹介してくれた人なんです。それがとても嬉しかったですね。そしてなぜか以前から知っているような親しみを感じました。もし前世というものがあったら、親族だったのかなと思うくらい(笑)。短い期間でしたが一緒にいる時間がけっこう多く、その思いは一層強くなりました。彼も僕に親しみを感じてくれたようで、「村の女性を紹介するから結婚しろよ。そうすれば俺たち兄弟になれるだろ」と言われました(笑)。気持ちは嬉しいのですが、日本に家族がいるからそれはできないと言うと、あっさり「じゃぁ俺に日本の女性を紹介してくれ。妻にするから」と(笑)。ディディムス君にも奥さんと子どもがいるんですが、あちらは一夫多妻ですからね。でも現地での‘兄弟’や‘家族’という意味の重さを考えると本当に光栄で嬉しい言葉だったなと思っています。
勇ましい戦いの訓練を見せてくれたダニの人たち
取材前に資料を見た時から覚悟はしてました(笑)。実際に食べたのは、取材の最終日近くだったので、もしかして食べないのかな?と思ったのですが、やっぱり…という感じでした。僕が頂いた幼虫は活きが良かったですからね(笑)。ムヨンムヨン動く姿を見ると、2〜3秒は躊躇しました。味はウマかったですよ。僕たちが食べたいと思わないのは、食べ慣れていないだけだと思いました。ジャングルにはたくさん虫がいるのに、ウマくて栄養になって、危険を冒さなくても採れるこの幼虫を選んだアスマットの人たちはさすがだと思いました。結局僕は3匹くらい食べましたが、実はその夜、目はランランと冴えるし体は火照るしでなかなか寝付けなったんですよ。活力アップの効果があることも身を持って知りました(笑)。改めてその知恵の深さに脱帽です(笑)。
大きな虹!
日本の都市ではあまり見られません
闇が訪れる前の美しいひと時