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SP
ナスカからローマまで世界最強ミステリー大解明SP

2012年12月15日 夜9時〜

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坂本 三佳(さかもと みか)

1980年9月13日生まれ。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、写真、ギター。特技はクラリネット演奏、日本舞踊 名取(花柳静清三)。女優として数々のCM、ドラマ、映画に出演。
オフィシャルウェブサイトは、「Mika Sakamoto -Around the World-」
ミステリーハンターは今回で66回目(スペシャルの回は含まず)。

かつてアフリカ大陸には20以上の王国があり繁栄をしていました。そのひとつが世界遺産グレートジンバブエを築いた人たち。現在まで残る精巧な石積み建造物を残した王国の謎を探り、その末裔たちを取材したミステリーハンターの坂本三佳さんにお話を伺いました。

かつて遺跡周辺には3万5000人もの人が
暮らし栄華を極めていたグレートジンバブエ

世界遺産グレートジンバブエには、小高い丘にあるアクロポリスという遺跡群とその麓にあるグレートエンクロージャーがあります。アクロポリスには神殿や王様が住んでいたとされる宮殿などがあり、私は神殿の玉座に座らせて頂きました。玉座の位置と高さが絶妙で、そこに座るとアクロポリス全体からグレートエンクロージャーまですべて見渡せるんです。王国が繁栄していた時代には市民が暮らす町も一望できたでしょうからもっと壮観だったと思います。私が座った時でも何だかすべてを支配したような気分になりましたから(笑)。またとても高い壁に囲まれたグレートエンクロージャーは王様のお妃たちの住まい、つまり大奥みたいな所じゃないかという説もあるんです。周囲の壁がとても高い上に、中に入ると住居スペースまでは迷路のように入り組んでいるので王様はよっぽどお妃たちを大切にしていたのかなと思ったのですが、案内をしてくださった方に、壁の高さは権力の誇示だよ、と言われちょっとガクッ(笑)。ただこの遺跡を取材して印象的だったのは、これを造った人たちは石を単なる建築材としてではなく神聖なものとして扱っていたということでした。日本人も建築材にする木に同じような感情を持っているので共感できますよね。

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「アフリカ独特の雰囲気を持った
石積みの遺跡ですね」(坂本さん)

明るくたくましいジンバブエの人たち

アフリカを何度も訪れていますが、ジンバブエではけっこうカルチャーショックがあったんです。スーパーインフレの名残で、物の値段はまだゼロの数が一目でわからないほどなので、細かい単位のお札がないんです。ですからスーパーで買い物をしたらお釣りがキャンディーだったのには本当に驚きました(笑)。でも現地の方は明るく人あたりがよかったですね。子どもを背負って、頭に大きな荷物をのせて、さらに両手にも荷物を持った女の人が息も乱さず悠然と歩いている姿には驚きました。そして女性は特に明るかったですね。歓迎やお礼をするときには「ありがとう!」のような意味の言葉を言いながら踊ってくれるんです(笑)。楽しくゴキゲンな習慣でした。

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グレートジンバブエ周辺に住む王国の末裔ショナの人たち

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