(毎週変わるイメージ画像)

(ひとしくん)

バックナンバー

毎週土曜日 よる9:00から放送

バックナンバー

第1256回
踊る神々 あなたの知らないもう一つのタイ

2012年12月8日 夜9時〜

イメージ

諸岡 なほ子(もろおか なほこ)

1975年4月19日生まれ。福岡県大牟田市出身。中央大学・総合政策学部卒業。
趣味は読書、散歩。作詞家MONAとしても活動中。著書に旅のエッセイ&写真をまとめた『地球のどこかの秘境から!?』(実業之日本社)。
オフィシャルブログは、「旅の途中のスウィートホーム」。
ミステリーハンターは今回で54回目(スペシャルの回は含まず)

数々の文化遺産に美しい自然、そしておいしい料理と笑顔の人たち。今回ふしぎの舞台はたくさんの魅力があり日本人にも人気のタイ。ミステリーハンターの諸岡なほ子さんに微笑みの国の魅力の秘密を教えて頂きました。

タイの人たちが愛するおおらかなヒンドゥーの神々

ご存知の通りタイは仏教国ですが、黄金や赤を基調としたカラフルで華やかな寺院が多いと感じませんか?日本のお寺よりずいぶん派手だなぁと。今回の番組を見て頂くとその疑問が解けます(笑)。タイはアンコール王朝が隆盛を極めていたころその影響下にあり、その時代にヒンドゥー寺院が数多く建てられたそうです。仏教はその後広まったのですが、ヒンドゥー寺院は破壊されることなくそのまま仏教寺院として使われているのです。アンコールワットのレリーフと同じような神様を仏教寺院で見かけるのはそのためです。私たちも神仏習合を特に違和感なく自然に受け入れてきました。でもそれは世界的にみてそれほど当たり前ではないので、タイの人たちにはとても親近感を感じますね。

(イメージ)

タイでは現在でもヒンドゥー様式の寺院が多い

(イメージ)

これらのレリーフはヒンドゥーの神様

仏教の教えはとても素晴しいのですが、煩悩多き凡人にはちょっと理想が高いですよね。一方ヒンドゥーの神様は基本的にほとんど現世利益で金運アップの神様もたくさんいます(笑)。取材したなかでとても面白かったのが、恋愛成就の神様です。木曜の夜9時半に恋愛の神様が地上に降り立つということから、多くの人が訪れる場所を取材したのですが、いや〜すごい熱気でした。みなさん本気丸出しで、私は少々圧倒されました。お供えする花がバラなのでとってもいい香りに包まれロマンチックな気分にもなるのですが。でもヒンドゥーの神様にバラ???と不粋なことを考えるのは私くらいのようで(笑)、みなさん真剣にバラをお供えし、お線香を手向け、そして9時半になると踊りまくる…これぞ生活に根付く神様!と思いました。微笑みの国タイというのは笑顔が素敵ということもあるけれど、何でも受け入れるタイの方たちのおおらかさのことを言っているのかもしれませんね。

(イメージ)

「みなさん本気!圧倒されました」(諸岡さん)

(イメージ)

「東南アジアの森の生命力にも驚きました」(諸岡さん)
発見されたアユタヤ王朝時代の仏像の首を安置していたら
いつのまにかこんな状態に!

外部サイトへリンクします